
この記事をまとめると
■GLWがフォーミュラジムカーナ2026の決勝ラウンドに初出展
■自動車の設計開発に加えて会社としてラリーやレースにも参戦していることが特徴
■走ることが好きな学生に開発の仕事を知ってもらい採用につなげる狙い
「走る」から「作る」側へ
学生たちが同じ条件のクルマで速さを競うフォーミュラジムカーナは、学生と企業との交流の場としての顔ももつ。そのなかで、Rd.4の決勝ラウンドから初めて出展し、新たに協賛企業として加わったのが株式会社GLWだ。
GLWは、神奈川県に本社を置く、自動車の設計開発を手がけるエンジニアリング会社だ。設立は2022年。受託開発からエンジニア派遣まで幅広く手がけ、国内に加え海外の自動車メーカーとも取引があり、愛知県豊田市と静岡県浜松市にも開発拠点を構える。
そんなGLWが、なぜ学生のモータースポーツ大会に姿を現したのか。出展の目的を尋ねると、担当者の答えは、「若い学生、とりわけクルマ好きの学生と触れ合い、願わくは採用につなげたい」という明快なものだった。
学生向けに訴求したいポイントについても聞いてみた。まず事業内容について、担当者は「エンジニアリング会社として、クルマ好きの人々が設計開発を行っている」と説明する。自身もエンジニアであり、通常の部品はもちろん、スポーツ車両の部品から一般的な乗用車の部品まで、幅広く設計開発を手がけているそうだ。
そして、最大の訴求ポイントとして挙がったのが、会社としてラリーやレースに出場しているという点だ。つまり、入社すれば、そのモータースポーツ活動に参加できる。設計の現場で働きながらサーキットやラリーのステージにも立てるという環境は、クルマを走らせることが好きな学生にとって魅力的なことに間違いない。
フォーミュラジムカーナに出場する学生たちは、イコールコンディションの車両を使い、タイヤ交換までも自分たちの手で行う。走らせる側でありクルマを触る側でもある彼らは、「乗る」と「作る」の両方に関心が強い。GLWが学生たちに投げかけるのは、「走る」ことが好きな人を「作る」側へ誘うという呼びかけなのかもしれない。
インタビューの最後に学生たちへのメッセージを尋ねた。担当者は大会内の懇親会にて学生たちと話をしたときのことを振り返り、「皆が本当に生き生きとしていて、こちらが刺激をもらった」と語る。そのうえで、ぜひ今回の大会を力一杯走り切るとともに、よい就職活動をしてほしいとエールを送った。
自動車メーカーだけでなく、設計開発を担うエンジニアリング会社も、クルマの未来を支える存在だ。GLWの出展は、学生たちが進路を考えるうえで新しい選択肢を示すものになっただろう。決勝ラウンドから加わった新しい顔ぶれは、フォーミュラジムカーナが学生と企業をつなぐ場として広がり続けていることを示している。
