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【タイプR検証】歴代シビック・タイプRの筑波タイム20年変遷史 (2/2ページ)

【タイプR検証】歴代シビック・タイプRの筑波タイム20年変遷史

5代目シビック・タイプR登場で、歴代タイプRをおさらい

 2016年10月28日にデビューを果たした、ホンダ新型シビックタイプR。ニュルブルクリンクのFF車最速ラップを叩きだし、2リッタークラス世界最速のFF車の称号を手にしたのは知っての通り。そこで今回は、歴代シビックタイプR全車種を筑波アタックタイムとともに振り返りたい。

〈初代シビックタイプR(EK9)1997?2000年〉筑波アタックタイム:1分10秒26(CARトップ測定)

 1997年8月22日発売にされた、EK9型シビックタイプRは、身近な高性能車として高い評価を得ていたEK型シビック3ドアをベースに走りの楽しさと運動性能を徹底追求したホンダ「タイプR」開発の手法をNSX、インテグラに続き第三弾となって投入されたFFスポーツモデル。

 レーシングスピリットを継承し、クルマを走らせる真の歓びをより多くの方に堪能してもらいたいという願いと情熱をもってこのシビックタイプRは開発された。

 自然吸気エンジンとして世界最高峰の高出力、リッター当たり116馬力を実現した1.6リッター DOHC VTEC タイプR専用エンジン(185馬力)を搭載し、CARトップの筑波アタックでは1分10秒26をマークした。モデル末期の1999年12月16日には、CDプレーヤー付オーディオ、キーレスエントリーシステム、アルミパッドスポーツペダル、専用色カーボン調パネルなどを追加して装備の充実を図った「タイプR?X」を追加設定した。

 発売当時価格:199.8万円(東京地区希望小売価格)

〈2代目シビックタイプR(EP3)2001?2005年〉筑波アタックタイム:1分08秒16(CARトップ測定)

 2001年12月6日に発売が開始された、2代目となったシビックタイプRの開発コンセプトは、“Dangan(弾丸) Hot Hatch”。 「走る・曲がる・止まる」という高い基本性能と、力強さを表現したデザインを誇るエキサイティングな3ドアハッチバックとして、「ニュー・ブリットフォルム」、「エキサイティング・パフォーマンス」、「セイフティー&エコロジー」をテーマに開発された。

 徹底して吸・排気効率を高めた最高出力158kW(215PS)の2.0リッター DOHC i-VTECエンジンと、クロスレシオ6速マニュアルトランスミッションを搭載。サーキットを含むスポーツ走行時の高い動的性能とともに、一般路での爽快な走り味も実現していた。筑波アタックのタイムは同型のエンジンを搭載するインテグラタイプR(DC5型)を上回る1分08秒16を記録している。

 なお、2代目シビックタイプRは、イギリスのHonda of the U.K. Manufacturing(略称HUM)で生産され、日本に輸出されるモデルであり、リアゲートにはユニオンジャックのエンブレムが貼られている。

 発売当時価格:233.1万円(全国希望小売価格)

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