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手作りのスーパーカー「スパイカーC8 Preliator」をNYショーで展示

手作りのスーパーカー「スパイカーC8 Preliator」をNYショーで展示

4039万7400円の新型スパイカーは限定50台のみ!

 アメリカ・ニューヨークで2016年3月25日から行われる「ニューヨーク国際自動車ショー」に「スパイカーC8 preloator」が展示される。スパイカー社は、オランダで1902年創業した自動車のコーチビルダーで、飛行機も製造している。

 1900年初頭から手つくりのコーチビルダーとして活動してきたスパイカー社が、50台限定となる「C8 Preliator」の新作をニューヨークショーに展示する。「Preliator」とは、ラテン語で「戦闘機」を意味しており、スパイカーのこれまでの航空遺産をリスペクトしてのネーミングのようだ。

 その戦闘力は、美しいフォルムからは想像できないほどの戦闘力を持っているのが、この「C8 Preliator」だ。車両重量が1390kgと極めて軽量に仕上がっており、パワーユニットにはアウディ製4.2リッターV型8気筒スーパーチャージャーエンジンをミッドシップに搭載している。最高出力は、525ps/6800rpmと最大トルク600Nm/3500rpmを絞り出し、最高速は322km/hに達すると発表されている。トランスミッションは6速マニュアルとオートマチックの2種類が選択可能だ。

 注目すべきはインパネ周りの造り込みで、まさに職人が作り出した工芸品のようだ。スイスで作られている超高級な機械式時計のようなクオリティの高さは、そこだけをみても100年以上に渡りコーチビルダーとして腕を磨き続けてきたスパイカーならではの仕上がりとなっている。

 ドアが上に持ち上がるシザードアを開けると、美しいメタル製品が並ぶ。内装も職人の手によって製作されており、ダッシュボードも外観に対して、見劣りすることのないように設計されているという。

 これほど手間がかかっているにも関わらず、価格は(1ユーロ=126円換算※3月17日15時時点)4039万7400円だという。決して安いとは言えないが、心を鷲掴みにされる美しい内外装のデザインと拘りの造り込みが、スパイカーならではのモデルと言える。

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