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【ミニバン乗り必見】Mクラスミニバンの御用達タイヤ「TOYOトランパスML」の性能とは? (2/2ページ)

【ミニバン乗り必見】Mクラスミニバンの御用達タイヤ「TOYOトランパスML」の性能とは?

トヨタ・ヴォクシー&ノアや日産セレナ向け!

 タイヤメーカーの「トーヨー」がミニバン用タイヤ、トランパスシリーズに新商品『トランパスML』を追加。その試乗会が、袖ケ浦フォレストレースウエイ(路面のμは一般路と同等)で行われた。


試乗会では、トランパスMLとスタンダードなミニバン用タイヤとして販売されているトランパスmpZ、そしてセダンやワゴンなどの乗用車のナノエナジー3+といった3種類のタイヤを同じミニバンに装着して比較試乗した。


ミニバンにとって重要なのは、4名以上の乗車や荷物を積んだ状態で高速の操縦安定性。その状態で、タイヤがどのような働きをするのかが、チェックすべき重要な項目だと個人的には思う。今回の試乗会では、1名または2名での乗車と、ほぼ空荷状態でのテストで重荷重状態での走行は実現することはできなかった。とはいえ、トーヨーが重心高の高いミニバン用のタイヤでサイドウォールのタワミやねじれに着目、対応した点は偉いと思う。

新製品であるトランパスMLのセールスポイントは「転がり抵抗軽減」だ。トーヨー社内の「ドラム式抵抗試験機」で抵抗値を測ると、mpZを100とするとMLは92と8%向上(転がり抵抗は数値が低いほどいい)。MLは全サイズAAを実現する。

 ウエット性能はコンパウンドの進化によりmpZを100とすればMLは102と2%向上している。ウエット性能は「b」なので、つまりタイヤラベリングは「AA-b」となる。加えて構造の変更により横方向の剛性を高めてフラ付きを低減し、コーナリング性能も高く、偏摩耗を抑制している。

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