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同じV8でもアメ車とフェラーリじゃ全然違う! エンジン形式が一緒でも「音」が異なるワケ (1/2ページ)

同じV8でもアメ車とフェラーリじゃ全然違う! エンジン形式が一緒でも「音」が異なるワケ

V8エンジンはとくに音の差が大きい

 エンジン音、つまりエキゾーストノートというのは、気筒数やボア・ストローク、燃焼室、エキマニのレイアウト、マフラーの材質など、いろいろな要素で変わってくる。

 排気管が直管のレーシングカーで比較すると、一番いい音がするのはV12気筒で、以下V10、直6、V8、直4、V6の順に官能的な音を奏でてくれる。

 だが、気筒数が同じでも、音質がまったく違うケースもあって、とくにV8ではそれが顕著。V8といえば、コルベットなどのアメリカンV8サウンドが有名だが、アメ車のV8エンジンはドロドロドロと独特の迫力で、フェラーリのエンジンは、レーシーなきれいな高音が特徴。

 この両者の音の違いは、クランクシャフトの違いが大きい。V8エンジンのクランクシャフトには、クランクピンの角度が180度のフラットプレーン(シングルプレーン)と、90度のクロスプレーン(ダブルプレーン)の2種類があり、アメリカンV8を筆頭に、世の中の市販車のほとんどのV8エンジンは、クロスプレーンを採用。

 クロスプレーンは、慣性力振動を打ち消し合えるので、振動が少なく、乗用車に向いている。その代わり、片方のバンクで見ると、点火間隔が不等で、排気干渉を起こし、排気抵抗があるのでパワーやトルクを出すのには不向き。

 一方、フラットプレーンは、排気干渉を起こさないので、排気の抜けがよく、パワーやトルクが出しやすく、大きなカウンターウエイトを必要としないのでレスポンスがいい。そして排気干渉がないので、音がきれいというメリットがある。欠点は2次振動が出ることだが、レーシングカーは快適性より、パワーが重要。

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