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あおり運転被害にも有効! これからの高齢ドライバー必須の「つながる国産実用車」4選 (1/2ページ)

あおり運転被害にも有効! これからの高齢ドライバー必須の「つながる国産実用車」4選

事故の際に救急や消防への連絡を行ってくれる機能も

 クルマの未来感を強く感じさせる機能のひとつが、専用通信機を搭載したコネクティッドカーと呼ばれるクルマに装備される、ナビに連動したオペレーターサービス&ヘルプネット。

 有人対話が可能なオペレーターサービスは、走行中でも面倒のナビ設定をオペレーターが代わって行ってくれるほか、飲食店などの目的地検索、SNSとの連携など、さまざまな機能、サービスが使える。

 一方、ホンダ、トヨタ(レクサス含む)、日産などがすでに用意しているヘルプネットは、車内天井にSOSボタンを設置。緊急時にワンプッシュで、オペレーターサービスとは別の、緊急時専門のヘルプネットセンターに自動接続してくれるだけでなく、エアバッグが作動すると、それを車両が検知し、ヘルプネットへ自動通報。車内スピーカー&マイクでオペレーターの呼びかけに応じない場合は、意識を失っていると判断し、救急、消防、あるいはドクターヘリの要請まで行ってくれるのだ。

 例えば、あおり運転を受けている際の警察への連絡も、ヘルプネットが役立つシーンである。

 つまり、オペレーターサービス&ヘルプネット搭載車は、ただ便利なだけでなく、万一の際、命を救ってくれる機能さえ備えているというわけだ。今後の老齢化社会において、高齢ドライバーにとっても極めて役に立ち、安心を与えてくれる先進安全装備とも言えるのだ。

 これまで、国産車ではレクサスなど、高級車の専用装備だったものが、今では大衆車にまで普及。たとえばトヨタでは、新型クラウン、カローラスポーツから一気に搭載車を拡大。新しいRAV4の専用通信機は、全グレード標準である。

 そして今、オペレーターサービス&ヘルプネットは軽自動車にも普及。そう、新型日産デイズに軽自動車として初採用されたのである。自動ブレーキや後退時支援機能などの先進安全支援機能とともに、これからはオペレーターサービス&ヘルプネットの搭載有無がクルマ選びの決め手になる時代が到来するかもしれない。その安心感は絶大なのだから。

 ここでは専用ナビ搭載でオペレーターサービスとともにヘルプネットまで利用できる、運転初心者やシニアドライバーにもお薦めできる、お手頃価格のクルマたちを紹介したい。このほかにも、オプションで装備できるクルマも多数ある。
参考:https://www.helpnet.co.jp/service/pdf/model.pdf

1)日産デイズ

 オペレーターサービス&ヘルプネットを軽自動車で初採用したのが日産デイズ。これは画期的なこと! 日産オリジナルナビゲーション(NissanConnectサービス対応ナビ)を装着することで、その後の費用なしでオペレーターサービス&ヘルプネットを利用できる。

 自身はもちろん、シニアな両親の愛車にもぴったり。じつは、うちの近くのシニアなご夫婦の次期愛車として、デイズのオペレーターサービス&ヘルプネットの意義を説明し、薦めたところ、購入に至っている!

2)トヨタカローラスポーツ

 お手ごろな価格帯の国産コンパクトカーで初めてオペレーターサービス&ヘルプネットを装備したのが、新世代ベーシックを謳うカローラスポーツ。T-Connectナビを装着することで、多彩なコネクティッドサービスを受けることができる。

 LINEを介して愛車と会話ができるほか、24時間365日、専任のオペレーターに口頭で情報検索や配信を依頼可能。ヘルプネットの機能では、突然の事故や急病時に、専門オペレーターが警察や消防に取り次ぎ、迅速に緊急車両の手配を行ってくれるほか、エアバッグ作動時には自動でオペレーターに接続。ドクターヘリなどの早期出動判断行うD-Call Net®にも対応している。この安心感はすごいと思える。

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