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公道デビュー前に憶えておきたい! 「教習所」では教えてくれない「運転マナー」7選 (1/2ページ)

公道デビュー前に憶えておきたい! 「教習所」では教えてくれない「運転マナー」7選

ハザードランプを使ってさまざまな状況を伝えることができる

 令和元年は、全国で約118万人が新たに運転免許証を取得しました。そのうちどれぐらいの方がすぐに運転を始めているかはわかりませんが、コロナ禍の影響もあるのか、いつもより「若葉マーク」を貼ったクルマをたくさん見かける気がしています。外から見ていても、まだビクビクしながら緊張して運転している感じが伝わってくるクルマもあって、温かく見守りたい気持ちになりますね。

 そんな、免許を取って晴れて公道デビューしたビギナードライバーの皆さんには、ぜひ覚えて欲しいことがあるのです。それは、交通ルールとはまた別に、知っていると運転がよりラクになったり、周囲のドライバーとのコミュニケーションが取りやすくなり、トラブルのもとを減らすことにもつながる、教習所では教えてくれない運転マナーの数々です。自分ではまだ運転だけでいっぱいいっぱいで、サッとできるものではないかもしれませんが、周囲からのメッセージでもありますので、知っていて意味を理解するだけでも、スムースなドライブの助けになると思います。

1)サンキューハザード

 まず1つ目は、よく言われる「サンキューハザード」。合流や車線変更で道を譲ってもらった際などに、ハザードランプを2〜3回点滅させて「ありがとう」の気持ちを伝えるというものです。もちろん、合流地点で合流させてもらうことは当たり前の行為であり、厳密にはお礼を言う筋合いもないといえばないのですが、クルマを人に置き換えてみたときに、もし並んでいる列の途中に入れてもらったら、お礼の一言くらい伝えますよね?

 クルマも人が運転している以上、同じことではないでしょうか。合流させてもらったら、お礼の気持ちを伝える方が、どちらも気持ちよく運転できるというものです。ただ、安全運転が最優先なので、無理な状況で絶対にサンキューハザードをしなければいけないことはありません。できる範囲で、お互いが気持ちよく運転できるように心がけるのがマナーだと思います。

2)駐車中ハザード

 2つ目は、同じくハザードランプを使ったマナーですが、駐車場などで後続車に「ここに駐車しますよ」と合図する、駐車中ハザード。駐車したい枠を見つけたら素早くハザードランプを点灯すると、後ろから来たクルマは「あ、ここに入れたいんだな」とピンときて、距離を詰めずに待っていることができるのです。

 また歩行者や自転車にも、駐車するためにバックしてくることなどを知らせる合図にもなりますので、覚えておくといいでしょう。ただし、すべての人がこの合図を理解してくれるわけではないので、過信せずに周囲の安全確認は自分でしっかりと行いましょう。

3)渋滞を知らせるハザード

 3つ目は、もう1つハザードランプを使ったマナーとして、渋滞お知らせハザードがあります。これは高速道路などで渋滞の最後尾に近づいた時に、後続車に「この先は渋滞していますよ、速度を落としてくださいね」と注意を喚起するために点灯させるものです。これは最後尾のクルマがリレーのように、自分の後ろのクルマがハザードランプを点灯するまで、光らせておくのが暗黙の了解となっていることが多いです。

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