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惜しい! 条件も素質も揃っているのに「なぜか」名車扱いされない残念な国産車3選 (1/2ページ)

惜しい! 条件も素質も揃っているのに「なぜか」名車扱いされない残念な国産車3選

注目されていないが評価されてしかるべき機能を持った車種もある

 毎年数多くの新型車が登場しているが、そのなかには「名車」と呼ばれ後世まで語り継がれる車種も存在する。その多くがエポックメーキングな機構を備えていたり、ずば抜けた性能を持ち合わせていたり、優れたデザインをもっていたりと突出した点があるモデルが中心となっている。

 しかしなかにはそんな突出した個性があったにもかかわらず、現段階では名車扱いされていない悲しいモデルも存在している。今回はそんな悲運の車種をピックアップして、再び脚光を浴びる日が来ることを期待したいと思う。

1)三菱FTO

 1994年に登場した三菱FTOは、過去の名車であるギャランクーペFTOから車名を受け継いだスペシャリティークーペだ。第15回の日本カー・オブ・ザ・イヤーにも輝いた同車は美しいボディラインを持っており、今見ても古さを感じさせない秀逸な仕上がりとなっている。

 しかし美しい見た目以上に注目したいのが、200馬力を発生する2リッターのV6エンジンを搭載した最上級モデルだ(直4モデルも存在)。このモデルは重量では不利なV6をフロントに搭載し、前輪を駆動するというレイアウトながら高い運動性能を誇り、インテグラタイプRが登場するまでは国産FF最速の名を欲しいままにする実力を持ち合わせていた。

 また2ペダルAT車には、今では多くの車種で採用されている「MTモード」を設定した日本初のモデルでもあり、その点でも評価されてしかるべき車種と言える。

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