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ディーゼルメインの日本は遅れ気味! 自治体が非常時電源としても注目する「中国製EVバス」に乗って受けた衝撃 (1/2ページ)

ディーゼルメインの日本は遅れ気味! 自治体が非常時電源としても注目する「中国製EVバス」に乗って受けた衝撃

BEVバスはいずれも中国メーカー製!

 7月9日、大阪市此花区において、2021バステクフォーラム(以下バステクフォーラム)が開催された。このイベントはバス業界関係者向けに開催されているもので、実車展示や試乗のほか、各バス関連用品を扱う企業の出展ブースが軒を並べ、新製品に触れるだけでなく、お互いの情報交換の場ともなっている。

 ここ何回かのバステクフォーラムでは、BEV(純電気自動車)バスが出品され「興味はあるけど、なかなか実車に触れる機会がない」として、“目玉展示”のひとつとなっている。

 今回出品されたBEVバスはいずれも中国メーカー製車両となっており、EVモーターズ・ジャパンのF8という車両が今回初出品されている。F8は中国のメーカーが生産し、中国国内で走っている車両の単なる右ハンドル仕様ではないとのことであった。

 中国での完成車製造となるものの、それを構成する各パーツの多くは世界のサプライヤーから調達しており、さらに日本から日本仕様としてのさまざまな提案や技術提供をおこなっているので、中国仕様とは異なるモデルといえるレベルになっているとのことである。つまり、中国製造とはいえ、ノックダウン生産に近いものとなっているようである。

 すでに全国的に見れば、BEV路線バスを導入しているところは意外なほど多くなっている。そして大型路線バスのほか、いわゆる“コミュニティバス”と呼ばれているような、小型バスの導入も目立ってきている。会場で話を聞くと、各自治体では災害発生時の非常用電源としても、BEVバスに注目していることもあり、自治体が民間バス会社に委託して運行するケースの多いコミュニティバスでの導入も増えているようである。

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