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なんと警察官や消防士まで受講! いま「ペーパードライバー講習」が大人気だった (1/2ページ)

なんと警察官や消防士まで受講! いま「ペーパードライバー講習」が大人気だった

この記事をまとめると

■いまペーパードライバー講習を受ける人が増えている

■警察官や消防士が利用することもあるという

■その理由について解説する

あらゆるレベルのペーパードライバーが利用

 運転免許は持っていても、長い間実際にクルマを運転していない人たちに向けた、いわゆるペーパードライバー講習がコロナ禍で人気となっているニュースを耳にした人も多いと思います。どうしても密になりやすく、不特定多数の人と接触するリスクが高い公共交通機関の利用に不安を持ち、マイカーを移動の足とするためにもう一度、基礎から運転を学びたいと考える人が増えているためです。

 東京都内を中心にペーパードライバー講習を行う会社でインストラクターを務めていた女性に話を聞くと、コロナ感染拡大以前に自家用車を手放してしまい、運転に数年間のブランクがある人から、「免許証は身分証明書がわりに持っているだけで、絶対に運転はしない」と言っていたような人まで、あらゆるレベルのペーパードライバーが受講しに来たといいます。

 女性が担当していたのはマンツーマンで講習を行う出張タイプで、まだマイカーを持っていない人がほとんどのため、レンタカーで講習を行うことも多かったそうですが、なかには先にマイカーを購入し、その車両で講習を受けたいと希望する人もいるのだとか。また、講習のコースも自由に設定できるので、自宅からよく行くスーパーや駅、学校など、実際に運転して行くことが多くなる道をみっちりと練習したいというリクエストが多いそうです。

 ただ、講習を受けにきた理由を聞いていると、確かにコロナ禍によるところも大きいものの、とくに女性に多いのが「雨の日の買い物や送り迎えが大変だから」という理由。出産をして小さな子供を連れて出かけなければいけなかったり、親の介護をするようになったりして、クルマの助けを借りたいと強く思うようになる女性が多いのではないかとのこと。この理由から、男性の家事・育児参加が増えてきたり、育児休暇を取る男性も増えているとはいえ、まだまだ育児や介護は女性側の負担が大きいことを感じます。

 また、昨今多くなっているゲリラ豪雨など、異常気象の影響も多少はあるのではないかと感じました。昔よりも、突然激しい雨が降るような天候の急変などが増え、そうなると自転車や徒歩ではどうにもならず、まだマイカーのほうが万が一の備えにもなると考えるのかもしれません。

 そして、じつはペーパードライバー講習は、意外な職業の人たちが受講することもあるそうです。

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