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汚れを落とすどころかボディに深刻ダメージで逆効果! 真夏の日中洗車は「厳禁」だった (2/2ページ)

汚れを落とすどころかボディに深刻ダメージで逆効果! 真夏の日中洗車は「厳禁」だった

この記事をまとめると

■真夏の炎天下での洗車は人だけでなく、クルマにとってもいいことがない

■よって真夏の洗車は屋内で行うのがベスト

■不可能な場合やすぐに洗いたい時などに気を付けるべきことを解説する

人だけでなくクルマにとってもいいことがない

 自分で手洗いする洗車は、冬の寒い時期もさることながら真夏も大変である。洗い手としては暑さとの戦いだが、じつはクルマにとっても真夏の炎天下の洗車はいいことがない。

 ホースの水をかけているうちに水滴が外気の暑さ、ボディの熱さで蒸発し、乾き、その際にリング状の白いウォータースポット、イオンデポジットという塗装、ボディの焼き付き、シミを発生させてしまうのだ。これが、紫外線によるレンズ効果で塗装の内部にまで浸透する可能性があり、ちょっと磨いたぐらいでは落とせないから、やっかいなのである(もはやプロに任せるべき領域)。

 よって、真夏の洗車は、屋内で行うのがベストだが、そんな屋内、屋根付き駐車場に愛車を止めていて、直射日光の当たらない環境で洗車ができる人は少数派だと思われる。80年代、90年代の洗車ブームの火付け役の一人、洗車、メンテナンス関係の書籍、ビデオ、TV、ラジオ出演を担当してきた経験のある元洗車オタクの筆者も、自宅での洗車環境はずーっと屋外洗車なのである。

 では、屋外に止めてある愛車の夏の洗車はどうすればいいかと言えば、早朝、夕方から夜にかけて、直射日光が当たらない時間帯、あるいは曇りの日(曇りでも紫外線は地表に照射されているが)に行うのがいい。

 それでも気温はそれなりに高いはずだから、心得としては、ボディにホースの水をかけたら、速やかに水気を拭き上げることだ。ここでモタモタしていると、例のウォータースポット、イオンデポジット被害を誘発することになる。基本としては、直射日光が当たらない時間、環境、そしてボディが熱くなっていない状態で行うべきである。

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