毎日の洗車は正直ムリでも水を使わないなら……
クルマをいつもピカピカにしておきたい人にとって、頭の痛い季節がやってきた。気合を入れて洗車をしても、そのわずか数分後、ふとボンネットを見ると薄っすらと黄色い粉が……。さっきまでの努力はどこへやら、ボディの上にはしっかりと花粉や黄砂が積もっているのである。
ガレージ保管のできる恵まれた環境なら被害は最小限に抑えられるが、現実はそう甘くない。多くの人は青空駐車、よくて自宅のカーポートというのが実情だろう。こうなると、この季節に愛車を守る手段はほぼひとつ。そう、マメな洗車しかない。
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とはいえ、毎日ホースを引っ張り出して洗車……なんてのは、さすがに現実的ではない。頑張っても週に1〜2回がいいところ。そんな悩みを抱えていたとき、気になる洗車アイテムを見つけた。
それが、水を使わない洗車、いわゆる「無水洗車」だ。果たして本当にボディにキズを付けずにキレイになるのか? 忙しい人の救世主になり得るのか?
そこで今回は、無水洗車をはじめとする時短洗車グッズについて、スーパーオートバックス市川でカーライフアドバイザーの資格を持つ、久保田さんに話を聞いた。
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──いまは洗車ブームと言われていますよね。ただ、実際にはマメに洗車できる環境がある人って、そこまで多くないと思うんです。そこで「無水洗車」というのがひとつの解決策になりそうですが、実際のところ売れているんですか?
「水を使わない洗車グッズと言うと、昔から安定して売れているのはやっぱり『フクピカ』シリーズですね。シートタイプですが、とにかくよく売れます。ちょっとした汚れならサッと拭くだけで落とせる手軽さが人気の理由です」
──フクピカといえば”拭くだけ洗車の代名詞。カー用品店の棚でも、必ずといっていいほど目立つ場所に並んでいる定番アイテム。もうひとつ気になるのがスプレータイプの無水洗車用品ですが、こちらの人気はどうですか?
「商品自体は昔からあるんですが、どうしても水を使う洗車用品のほうが主流で、正直メジャーな存在ではありませんでした。ただ最近は状況が変わってきています。フクピカをはじめ、シュアラスターなどもスプレータイプを展開していますし、霧吹きタイプだけでなくフォーム(泡)タイプの商品も出てきていますね」
──フォームタイプだと、泡が汚れを包み込んでくれる分、ボディにキズが付きにくそうなイメージがありますよね。
「そうですね。泡タイプは汚れを浮かせてくれるので、拭き取りやすくてキズも入りにくいというメリットがあります。ただ、各メーカーさんも”キズを付けないこと”にはかなり気を遣って商品開発をしています。たとえばシートタイプのフクピカも、じつは三層構造になっているんです」
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──三層構造?
「汚れをシートの内側に取り込んで閉じ込める構造になっていて、拭き上げるときにその汚れがボディに当たることなく、キズになりにくいよう工夫されています」
──見た目は”拭くだけシート”でも、ボディに優しく汚れを落とすための仕掛けがしっかり盛り込まれているわけですね。では、スプレータイプのおすすめ商品を教えてもらえますか?
「スプレー式なら、ソフト99の『フクピカトリガー2.0』、シュアラスターの『クイックワックス』、そしてペルシードの『ドライウォッシュ+ドロップコーティング』ですね。フクピカとシュアラスターは霧吹きタイプ、ペルシードは泡タイプで、どれも水なし洗車とツヤ出しを同時にできるアイテムです」
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──こういった無水洗車用品をうまく使うコツはありますか?
「ポイントは汚れが蓄積する前に使うことです。たとえば週に1回、出かけて帰ってきたタイミングで軽く使うとか。毎日クルマに乗る人なら、3日に1回くらいのペースでサッと拭いてあげると、かなりキレイな状態を維持できます」
──つまり、汚れてから洗うのではなく、汚れが溜まる前にリセットする感覚ですか?
「はい。こまめにケアしてあげれば、水を使った本格的な洗車をしなくてもキレイな状態を維持できますし、結果的にボディにキズも付きにくくなりますよ」