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ベテランなのに「怖い!」「上手く走れない」! 初東京ドライブを待ち受ける「数々の罠」と避ける方法 (1/2ページ)

ベテランなのに「怖い!」「上手く走れない」! 初東京ドライブを待ち受ける「数々の罠」と避ける方法

この記事をまとめると

■東京の一般道では、運転が困難だと感じるシーンが多い

■事前に注意点を知っておくことでスムースに走ることができる

■押さえておくべき5つのポイントを解説する

「駅前」、「踏切」、「住宅街」に注意!

 久しぶりに行動制限のない夏がやってきました。長いお休みを使って、東京へ遊びに行く予定を立てている人も多いですよね。人と荷物が多い移動にはやっぱりクルマがラクですが、東京の一般道を走る際には、時としてクルマが邪魔に感じたり、よけいに移動が大変になってしまったりするシーンも多いものです。最近はスマホのナビ機能でルート案内をして走る人も増えていますが、スマホのナビはクルマの大きさや、道幅などをあまり考慮してくれないことがあり、「信用して入っていったらハマッた」と頭を抱える人も多数。そうならないためにも、やはり事前に注意点を知り、避けるべき場所や時間帯、苦労しやすい場所などを頭に入れておくと、スムースに走れるようになると思います。

 まず1つ目は、ルート案内でこの3つが含まれていないかを絶対にチェックして、もし入っていたら別ルートを調べたほうがいいのが、「駅前」「踏切」「住宅街」です。東京は大都市なので、駅前といったらきれいに整備されてクルマも通りやすくなっているとイメージしがちですが、じつは地方都市の方がその辺りはずっと進んでいます。東京でも下町の方や、私鉄沿線の駅などはロータリーさえないところも多く、昔ながらの商店街があるところは人や自転車で溢れていて、とてもクルマがスムースに走れる雰囲気ではないところもたくさん。もちろん、車両通行禁止ではないのでナビは平然と案内しようとするのですが、実際に行ってみたら路上駐車の自転車が邪魔で通れないような道があったり、電車が到着した直後などは人がわっと道路に出てきて、それを押し退けて走るような感じになり、周囲から邪魔者扱いされるようなところもたくさんあります。

 また、踏切はもっとも通りたくないところ。JRなど踏切をなくして高架やアンダーパスなどにしている駅もありますが、それ以外の多くは東京でもまだまだ踏切が残っています。でも地方と違い、東京は電車の本数が段違いに多いため、俗にいう「開かずの踏切」ができてしまうのです。上り電車が通過し終わらないうちに今度は下り電車がきて、その最中にまた上り電車が来てしまう、という感じで永遠に開かないのではと思うほど、待たされます。ようやく開いたと思っても、2〜3台のクルマが通過したらまたキンコンキンコンと踏切が閉じてしまう……ということも多々あるので、できる限り、踏切を通過するルートは避けることをおすすめします。

  

 そして住宅街も、東京都内は地方のように広い道で整備されているところは少なく、昔ながらの入り組んだ路地に隙間なく住宅がひしめき合っているようなところが多いものです。道が狭いどころか、途中でぐるっと曲がっていて、また同じところに出てしまう、なんて迷宮のような道も多いので、初めての人は近寄らないのが無難です。

 2つ目は、もしスケジュールが調整できるならば、朝7〜8時、昼の12時前後、夕方17〜19時は避けて走る方がいいでしょう。東京の幹線道路はとくに、これらの時間帯とそれ以外の時間帯の混雑度合いが、かなり違うことが多いからです。とくに朝と夕方はいっせいに人々が移動するかのように、どこも渋滞が発生。ノロノロと亀のようなスピードでしか走れなくなってしまうこともしばしばです。それが1〜2時間ずらすだけで、嘘のようにスイスイと走れるようになるのだから、絶対に時間帯をずらしたほうが効率的。また、どうしてもその時間帯に走らなければいけない時は、30分以上は時間に余裕を持って出発するといいでしょう。

 昼の時間帯は、渋滞だけでなく地方ではありえない路上駐車が増え、初めて通る人を混乱に陥れます。とくにお台場方面など海に近いエリアでは、いわゆる大型車のお昼休憩のため、堂々と路上でズラリと停車している光景も珍しくありません。普段はクルマが走っている車線をまるまる潰して停車しているため、知らない人は「混んでいるのかな?」と勘違いしてその列の後ろでずっと待っていたら、じつは休憩のために停車していた、ということもありますので注意が必要です。

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