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直列もV型もわかるけどW型エンジンって何だ? フォルクスワーゲンだからできた「超個性派」ユニットの中身 (2/2ページ)

直列もV型もわかるけどW型エンジンって何だ? フォルクスワーゲンだからできた「超個性派」ユニットの中身

この記事をまとめると

■エンジンのシリンダー配列に3つのシリンダーバンクを持つW型と呼ばれる型式がある

■W型エンジンは同一シリンダー数のエンジンに対してエンジン長を短くできる

■W型エンジンは車両搭載上の重量バランスの問題や前後スペース確保の点で優位性を持つ

フォルクスワーゲングループ以外では見かけないW型エンジン

 エンジンのシリンダー配列にはいくつかのタイプがある。直列、並列(直列と見なしてよい)、V型、水平対向(クランクアングルによって180度V型と表現したほうが正しい場合もある)、星型、そしてW型である。このうち星型は、自動車用としてではなく航空機用レシプロエンジンとして使われた方式だが、それ以外は自動車用エンジンのシリンダーレイアウトとして採用され、それぞれ実績を積み重ねる方式だ。

 さて、W型のシリンダーレイアウトだが、あまり耳慣れなず、量産車のメカニズムとしても馴染みのない形式で、フォルクスワーゲングループが上級車向けのシリンダーレイアウトとして好んで採用している方式だ。

 さて、W型エンジンだが、もっとも多く見られる気筒数は12気筒、すなわちW12である。12気筒といえば、イタリアンスーパーカーに代表されるV12がよく知られるが、W12はどこが違うのだろうか? いちばんの違いは、シリンダーバンク数が増えることで、1バンク当たりのシリンダー数が少なくなることだ。すなわち、エンジン全長が短くなり、車両に搭載する上で、前後重量バランスを理想的な方向で保てる要素を含んでいる。

 ところで、W型という言葉から連想されるのは、文字どおりWの形、シリンダーバンクを3つ持つエンジンを思い浮かべがちだ。

 実際、シリンダーバンクを3つ持つW型エンジンが航空機エンジンとして考えられたが、中央バンクの吸排気の取りまわし、冷却などの問題がつきまとい、放射型にシリンダーを配置した星型エンジンへと発展を遂げている。

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