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知らない人がみたら「現代の新型車」! 20年以上も経ってるのに「古さゼロ」どころか斬新ささえ感じる国産車5台 (2/2ページ)

知らない人がみたら「現代の新型車」! 20年以上も経ってるのに「古さゼロ」どころか斬新ささえ感じる国産車5台

この記事をまとめると

■いま見ても古く感じない20年以上前のクルマをピックアップ

■コンセプトカーをほぼそのまま市場に投入してきたモデルもあった

■当時から「先進的」と評価されていたがセールス面では芳しくなかったモノも多い

いま見ても古く感じない20年以上前のクルマたち

 ついに2023年がスタートしました。21世紀もすでに20年以上が過ぎたことになりますが、思えば21世紀前後に登場したクルマのなかには、新車当時は斬新すぎてあまり売れなかったり、ちょっとヘンなクルマのレッテルを貼られたものが多かったように感じます。でもそれが20年以上の時を経て、当時を知らない若い世代から「カッコイイ」と言われたり、新しく出たクルマなのかと勘違いしている人もいたり。今回はそんな、「ようやく時代が追いついた」と言わんばかりに新車のように見える、20年以上前のクルマたちをご紹介したいと思います。

 1台目は、2003年に登場したコンパクト・クロスオーバーSUVの先駆けともいえる、ホンダ・エレメント。企画・開発はホンダ・オブ・アメリカが主導となって行われたというだけあって、カリフォルニアの海辺を連想させるようなオシャレな雰囲気。でも日本人には、ブラックの樹脂パーツを多めに配したツートーンのボディや、前後のドアが観音開きとなるパッケージが当時は斬新で、販売はあまりパッとせずに2005年には生産終了となってしまった短命のクルマでした。

 それが若い世代を中心に「かっこいい」と見直されはじめたのは5〜6年ほど前から。コンパクトで街なかでも運転しやすいサイズなのに、2.4リッターエンジンでパワーがあり、カスタムのベースとしてもいいということで、中古車市場が高騰。いまでは見つけづらいレア個体のひとつとなっています。

 2台目は、日本ではトラックのイメージが強いいすゞが1997年に生み出した、クロスオーバーSUVのビークロス。いすゞは1993年に乗用車生産から撤退していたものの、これだけは! と渾身のスペシャルティカーとして開発しただけあって、そのデザインは未来的かつ超個性的で注目を集めました。

 小さめのヘッドライトやラウンドしたフォルム、筋肉質に盛り上がったフェンダーアーチなど、未来の生物のような雰囲気も漂っていました。これも当時は「時代が早すぎた」という評価で、2002年には生産終了となってしまったのですが、世界的にSUVブームが巻き起こると同時に再評価され、じわじわと中古車市場も盛り上がってきています。3ドアのクロスオーバーSUVが少ないことや、3.2リッターのV6エンジン+4速ATというおおらかな乗り味など、確かに最新のSUVにはない味わいを持つクルマのひとつです。

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