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廃棄も検討されていたボロッボロの車体にあえて挑む! 学生が蘇らせた「トヨペットコロナハードトップ」が驚異の完成度だった (2/2ページ)

廃棄も検討されていたボロッボロの車体にあえて挑む! 学生が蘇らせた「トヨペットコロナハードトップ」が驚異の完成度だった

この記事をまとめると

■大阪オートメッセの会場に展示されたトヨペットコロナハードトップ

■トヨタ神戸自動車大学校の学生がレストアした車両

■処分も検討されていたほどボロボロのクルマだった

廃棄寸前のコロナハードトップを学生の技術力でレストア

 大阪オートメッセでは地元の学生たちの力作を見ることができるのもひとつの楽しみと言えます。トヨタ神戸自動車大学校は学生たちの手でレストアしたトヨペットコロナハードトップを展示。学生たちが3年間で学んだ技術を生かし、当時の雰囲気を残すことにこだわってレストアされた1台です。

レストアベースは困難な個体で挑戦

 今回ベース車両に1966年式トヨペットコロナハードトップが選ばれた理由はレストアが困難な個体であったため。レストア待ち車両として学校外で保管されていた1台だったそうだ。ストック車両のなかでもこのトヨペットコロナハードトップは、ボディのサビや内装の状態が酷く、レストア作業を実施するのをあとまわしにされてしまっていて、処分も検討されていた個体でした。

 そんな難題な個体にトヨタ神戸自動車大学校はあえて挑戦。2級整備士に対する2年間のカリキュラム、そして最後の1年で学ぶ板金技術に関するカリキュラムで得た技術を生かしてレストアを実施しました。

 もっとも苦労したポイントはボディのサビ。水が貯まりやすいポイントは基本的にほぼサビていて、使えるポイントが少なかったとのこと。とくにフェンダー下部前後(ホイールハウス前後)を中心に、錆びてなくなってしまっているポイントもあったそうです。そんな箇所に対しては錆びた部分を切り取り、新たに鉄板をつなぎ合わせてボディパネルを製作。フェンダー下部の部分に関してはオリジナルのボディパネルはほぼないそうです。

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