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いま新車購入で当たり前化している「残価設定ローン」! じつは最近進化を遂げてより便利になっていた (1/2ページ)

いま新車購入で当たり前化している「残価設定ローン」! じつは最近進化を遂げてより便利になっていた

この記事をまとめると

■かつて新車購入は現金一括払いが定番だった

■しかしいま残価設定ローンの普及が進んでいる

■残価設定ローンのメリット・デメリットを解説

残価設定ローンがひとつのスタンダードになった

 ユーザーの囲いこみを狙って普及が進んだのが残価設定ローン。36回や60回払いなどのローンにおいて支払最終回分を3年後や5年後の当該車両残価相当分として据え置くことで月々の支払いがラクになるというもの。リースに限りなく近く、当初はリース型ローンとも呼ばれていた。

 日本における新車購入は現金一括払いが当たり前のようになっていた。ローン申し込み時の与信審査が緩い(購入車両の所有権を留保するのが一般的ということもあり)のだが、金利が驚くほど高かったので、勤務先の低利社内融資や金融機関のマイカーローンを利用して分割払いすることが多かったこともあり現金一括払いばかりとなっていた。

 しかし、残価設定ローンは繰り返し述べているとおり、ユーザーの自社車両への継続的な乗り換え、つまり囲い込みを目的としているので金利も低めに設定され、それまでのディーラーローンに比べても加速度的に利用が増えていった。あるディーラーのセールスマンは「少し前までさかのぼれば、新車の価格は車種にもよりますが、100万円近くアップしているケースもあります。軽自動車のスーパーハイトタイプのカスタム系モデルの最上級グレードを購入すれば支払総額で300万円近くになることも珍しくありません。もはや現金一括払いで新車を乗り換えていくのは販売する側としてもかなり厳しくなってきていると感じております」とのこと。このセールスマンの店舗ではすでに現金一括払いで新車を購入するケースは全体の2割ほどになっており、大半が残価設定ローンを利用しているとも話してくれた。

 残価設定ローンを取り巻く環境も変わってきた。聞いている限りでは、ローン支払い途中の車両についても下取り査定に応じるメーカー系ディーラーがほとんどで、しかも他メーカー車も問題なく引き受けているとのこと。買い取り専業店でも支払い途中の車両の買い取りに応じているところが多い。また下取り予定車に残債がある場合でも、この残債を乗り換える新車のローン元金に合算して分割払いを続けることが、メーカー系ファイナンス会社でも平気でできるようになっており、導入当初よりも残価設定ローンの使い勝手はかなり良くなっているのである。

 筆者も残価設定ローンを利用して新車を乗り換えるようになって16年ほど経っている。筆者はそれほど多くないものの頭金をいつも入れてローンを組んでいたのだが、前出のセールスマンは「頭金なしのフルローンで組むのがおすすめですよ」と教えてくれた。「たとえば5年払いでローンを組み、初回車検を受ける前(新規登録後3年未満)のタイミングで下取り査定をすると、人気軽自動車ならば残債を査定額で相殺できるどころか、お釣りが手元に残り、次の新車購入資金にまわすこともできます。車種や乗り換えタイミング次第では、乗り換え後のほうが月々の支払い額が安くなったというケースも聞いております」と話す。つまり限りなくカーリースに近い使い方がベストだと言うのである。

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