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クルマイジリのド定番「インチアップ」! カッコイイけどじつは「デメリット」がもの凄く多かった (1/2ページ)

クルマイジリのド定番「インチアップ」! カッコイイけどじつは「デメリット」がもの凄く多かった

この記事をまとめると

■ドレスアップやカスタムの手法で「インチアップ」は昔から広く行われている

■インチアップをすると迫力が増す一方でタイヤやホイールのコストが嵩む

■メーターに誤差が出たり乗り心地が悪化する場合もあるので注意が必要だ

インチアップってそもそも何?

 インチアップとは純正ホイールよりも、そのホイールサイズをアップすること。ノーマルが17インチだったら18インチや19インチにするカスタムのことを指す。

 そのメリットは何と言っても見た目がスタイリッシュになること。ホイールが大きくなることで迫力が出る。そしてそのときに重要になるのがタイヤサイズ。ホイールが大きくなる分、タイヤサイズを変更しなければならない。

 基本的にタイヤは外径を純正と同じサイズに揃えなければいけない。理由はまず、タイヤの外径が変わるとスピードメーターの指す数値が変わってしまうから。スピードメーターはGPSではなく、ギヤ比などから計算して表示している。タイヤ外径が大きくなるとメーターの表示よりスピードが高くなってしまう傾向にあるからだ。逆にタイヤ外径が小さくなると速度は表示よりも低くなる。

 メーターの表示よりも実際の速度が高くなると、知らぬうちに速度超過になってしまうことがある。実際60km/h出ているのに、それ以下の速度で表示されるといった方向へのメーター誤差はわずかしか許されない。逆のパターンの場合は許容範囲が広い。

 すなわち、タイヤ外径はほぼアップできないのだ。それを踏まえてインチアップをしなければならないが、実際はそのあたりを無視して履いている人も多いのが現状だ。車検時に速度計の検査があるので不合格になってしまうことがあるのだ。

 また、外径をアップするとタイヤとフェンダーやインナーカバー、ボディなどと接触がしやすくなる。とくに車高を下げると干渉しやすい。そういったデメリットもあるのでタイヤ外径にはとくに気をつけたい。

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