フォルクスワーゲンの4WDスポーツの金字塔「ゴルフR」が20周年! 13馬力アップした特別仕様車「ゴルフR 20イヤーズ」を導入

この記事をまとめると

ゴルフRの20周年を記念した特別仕様車「ゴルフR 20イヤーズ」を導入

■ゴルフRから13馬力パワーアップした専用チューニングの直4DOHCターボエンジン搭載

■専用走行モードや専用アイテムなどを用意した特別感の高いクルマとなっている

ゴルフRの誕生20周年を記念した特別なモデル

 Cセグメントクラスのベストセラーであるゴルフには世界に誇れるスポーツモデルがふたつある。ひとつはご存知「GTI」で、初代モデルで登場して以来、現在までゴルフの代表的グレードとして人気を博している。そしてもうひとつが第4世代ではじめてラインアップされた「R」(当時のグレード名は「R32」)だ。パワフルなエンジンに4WDを組み合わせた、「GTI」とはまったく異なるコンセプトのスポーツモデルとして、こちらもまたマニアから絶対的な支持を得ている。

 そんなゴルフRの初登場から早くも20年が経過した昨年、フォルクスワーゲンは、ゴルフRの20周年を記念した特別モデル「ゴルフR 20イヤーズ」を発表。この度、日本でも特別仕様車として導入されることが明かされた。

 ゴルフR 20イヤーズは、ベースモデルとなったゴルフRから13馬力アップした333馬力の専用チューニングの直4DOHCターボエンジンを搭載し、0-100km/h加速4.6秒、最高速度270km/hの俊足が自慢。大型化したリヤスポイラーによる強力なダウンフォースの効果もあって、圧倒的な加速力と安定した高速クルージングを実現している。

 アダプティブシャシーコントロールシステム「DCC」には、通常の「コンフォート」「スポーツ」「カスタム」の3つのモードに加え、専用モードとなる「スペシャル」と「ドリフト」が新設定された。

「スペシャル」はニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ(北コース)にてテストを実施した特別なモードで、とくに要求の厳しいレーストラックでの走行を想定したモードとなる。このモードでは、4MOTIONシステムを含むすべての主要なパラメーターが最適なバランスで機能するように調整され、その結果として優れたトラクションと安定性を実現。コーナリングスピードも大幅に向上しているという。

 もうひとつの専用モードとなる「ドリフト」は、サーキットなどのクローズド施設で使用するために設定されたもので、ESCスポーツモードへの自動切り替えおよび4MOTIONシステムによる動力配分との組み合わせによってゴルフR 20イヤーズのパフォーマンスを最大限に楽しむことができる。Rパフォーマンストルクベクタリング付き4MOTIONシステムのドリフト設定によって、狙い通りのオーバーステアによる正確なドリフト操作を可能としている。

 エクステリアにおいては、フロントフェンダーおよびリヤエンドの「Rパフォーマンス」ロゴがブルーに彩られ、Bピラーには20周年記念モデルであることを示す特別な「20」のエンブレムが飾られる。19インチのアルミホイールはブラックフィニッシュとなり、リヤエンドには特別にチューニングされたサウンドを奏でるアクラボビッチのチタンエキゾーストシステムが存在感を放つ。

 インテリアでは、カーボン調のテクスチャーが施された専用デザインのナッパレザーシートと、リアルカーボン製デコラティブパネルが、特別なモデルであることを演出する。

 特別仕様車として導入されることになったゴルフR 20イヤーズの価格は792万8000円。

 ゴルフRの20周年を記念したゴルフR 20イヤーズは、4WDスポーツモデルを愛するフリークにはたまらない特別仕様車となっている。その実力に間違いはなさそうだ。


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