お金はかかるし家族からしたら厄介もの! それでも家庭と旧車趣味を両立しているオーナーの「7つのリアル」 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■家族を持ちながら旧車趣味を続けている人がいる

■どのようにやりくりしているのだろうか?

■オーナーインタビューによってわかった「7つのリアル」を紹介

維持費を抑えるための努力をしている人も

 家族がいて、家族用のクルマを所有していて、さらに趣味であるはず旧車を維持できている人は、実際にはどのようにやりくりしているのでしょうか。これまでのオーナーインタビューを通じて得た情報を元に「7つのリアル」としてまとめてみました。

1)やっぱりそれなりに稼いでいる

 旧車オーナーの多くが、家族用または普段用の「アシ車」を所有しています。家族を養いつつ、住宅ローンを支払い、趣味車である旧車のほか、アシ車も所有しているわけです。独身であれば、クルマ高エンゲル係数であったとしても「本人の稼ぎのなかでやりくり」すれば常軌を逸することはそれほどない(はず)。しかし、家族がいるとそうはいきません。育ち盛りの子どもがいればなおさらです。それなりの稼ぎがないと成立しないことは紛れもない事実です。

2)家族サービスもぬかりなし!

 酒やタバコはもちろん、夜の街にも出撃しないし、クルマ以外にもこれといった趣味もない。しかも自分の仕事が休みの日には、奥さんも休ませて家族サービスをきっちりこなす生活を送っているとしたら……。家計的にはちょっと厳しいとしても、旧車で遊ぶくらいは仕方ないか……と好意的に解釈してもらえるケースも意外とあります。一家の大黒柱として「やるべきことをきちんと果たしたうえでの旧車ライフ」であれば、生活に支障のない範囲で許してもらえることも多いようです。

3)極力、DIYで出費を抑えている

 旧車の維持に必要なものといえば「高額な請求にもビビらずに済むだけの資金」と「屋根付きガレージ」、そして「頼れる主治医」です。不具合が見つかったら、その都度主治医の工場に持ち込んで診てもらう。たしかにベストな選択であることは間違いありません。しかし、何でもかんでも主治医任せでは出費がかさみます。そこでオーナー自らDIYで愛車の修理や交換を行い、維持費を抑える作戦です。ただし、これは工具やメンテナンスする環境が整っている前提なので、どこまで費用を抑えられるかは人それぞれ。できる範囲で何とかやりくりしたいところです。


松村 透 MATSUMURA TOHRU

エディター/ライター/ディレクター/プランナー

愛車
1970年式ポルシェ911S(通称プラレール号)/2016年式フォルクスワーゲン トゥーラン
趣味
公私ともにクルマ漬けです
好きな有名人
藤沢武生

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