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トヨタが新型車の「予約受注」をやめた! それでも残る「優先顧客」の存在に「公平さが闇に隠れただけ」の声 (2/2ページ)

トヨタが新型車の「予約受注」をやめた! それでも残る「優先顧客」の存在に「公平さが闇に隠れただけ」の声

この記事をまとめると

クラウンスポーツが10月上旬に登場予定というが販売店ではいまだ予約を受け付けていない

■予約受注へのクレーム対策で予約受注を止めたようだがかえって公平性が損なわれることが懸念される

■予約不可となると発売と同時に発注をかけることになるため販売現場の混乱は必至だ

発売を1カ月後に控えても予約受注が始まらない!?

 事情通いわく、「9月上旬にセールススタッフを対象にしたクラウンスポーツの“お勉強会”を行うそうです。一般的にはこのお勉強会の1カ月後辺りに正式デビューですから、10月上旬が正式デビュー予定です」と話してくれた。

 デビューまで1カ月ほどとなれば予約受注を取っていてもいいようなのだが、販売現場をまわってみると、予約受注は取っていない様子。2023年6月末に発表した新型アルファード&ヴェルファイアでもトヨタは予約受注を行わなかった。販売現場では「これからはすべての車種で予約受注は行わないようだ」との見方が有力となっている。

 予約受注が取れるということは、実車はダメでも内外装がわかるような資料が用意されてしかるべきだ。過去には各セールススタッフに「スタッフマニュアル」という冊子が配布されていた。当初は希望するお客に渡せるほどザックリした数が配布されていたのだが、やがてシリアルナンバーが印字されるようなり、店舗スタッフ分しか配布されなくなった。

 そして冊子から、デジタルデータ化されると、それをそのまま「こんな新型車出ます」と自分のSNSにアップするセールススタッフも出てくるようになり、それまで掲載されていた内外装の画像がなくなり、シルエットだけとなった。

 いまではスタッフマニュアルと呼べるほどの情報開示もなくなっており、セールススタッフもよくわからないまま予約受注を取っているそうだ。

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