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クルマのフロントガラスの「黒いつぶつぶ」って単なる模様? じつは重要な役割の「ドット柄」の正体とは (2/2ページ)

クルマのフロントガラスの「黒いつぶつぶ」って単なる模様? じつは重要な役割の「ドット柄」の正体とは

この記事をまとめると

■多くのクルマのフロントウインドウにはルームミラー付近に黒いドットが配されている

■黒いドットはルームミラーに目をやったときに太陽光が入ってきて眩しくないようにするためのもの

■黒い部分の素材はセラミックでフロントウインドウガラスに焼き付けられている

ルームミラーを見るときに太陽光が目に入るのを防ぐ

 すべてのクルマというわけではありませんが、けっこう多くのクルマにおいて、ルームミラー付近のガラスエリアに黒いドットが配されていることがあります。

 せっかく愛車のガラスをきれいに拭きあげたのに、なんだか汚れのような黒いドットがあるのは気になるという方もいるかもしれません。

 しかし、この黒い粒々は単なる飾りでもなければ、製造工程で生まれてしまったバグのようなものでもありません。立派な役割を担っている機能部位です。

 その機能とは、後方確認しようとルームミラーに目をやったときに、すき間部分から太陽光が入ってきて眩しくないようにするというものです。そのため、黒いドット部分には「センターバイザー」という名称が与えられていることもあります。

 それだけ大事な機能部位ですから耐久性についても考慮されています。

 黒い部分の素材はセラミックで、フロントウィンドウガラスにおいて焼き付けられているのです。そのため経年劣化で剝がれてしまうようなことはありません。

 ただし、後付けセンターバイザーとして黒ドットを模したデカールなどが販売されていたこともありました。そうしたデカールについては古くなってくると徐々に剥がれてしまうこともあるようです。

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