
この記事をまとめると
■富士24時間で公開された新型車映像から「次期WRXはハッチバックか」と憶測が広がる
■ハッチバックボディをもっていた3代目インプレッサベースのGR型WRX STIに注目
■308馬力のEJ20やマルチモードDCCDなど進化を遂げWRXの歴史に名を刻んだモデルだ
歴代唯一のハッチバックボディをもったWRX
6月に開催されたスーパー耐久第3戦 富士24時間レースにて、突如発表された新型車のスライド映像。正式に公開されるのは10月30日より開催される「ジャパンモビリティショー2025」とのことだが、ネット上では「次期型WRXはハッチバックになるのでは?」という憶測が飛び交っている。
WRXといえば、初代インプレッサのスポーツフラッグシップとして設定されたのちに独立した車名へと変貌し、現行型のWRX S4も含めると4世代にわたり進化を遂げてきた。初代、2代目にはセダンのほかに5ドアのスポーツワゴンが設定されていたが、3代目は5ドアハッチバックのみで登場。のちに4ドアのGVB/GBF型が追加となったが、3代目といえば真っ先にハッチバック型のGRB/GRF型を連想するファンも多いだろう。
2007年6月に登場した3代目インプレッサは当初、トップグレードにEJ20ターボエンジンを搭載したS-GTを設定したが、WRXというネーミングは与えられなかった。2代目登場時もスポーツモデルの本命といえるWRX STIが遅れて登場したこともあり、スバルファンは3代目WRX STIの登場を心待ちにしていた。
ベース車から遅れること4カ月、2007年10月に待望のWRX STIが登場した。大きく張り出したフェンダーの造形などはいまでもファンが多い秀逸なデザインであった。