
誰でもモータースポーツを楽しめる環境作りに奔走!
NILZZ Racingの拠点は栃木県茂木町。モビリティリゾートもてぎの近くにガレージを持つレーシングチームだ。なお、2年前に静岡県御殿場市にも新たにガレージを構えている。チームの基本は、地方戦からSUPER GTのような国内トップカテゴリーまでを幅広くサポートすること。チームの地元もてぎのチャンピオンカップや、富士スピードウェイで開催されているVITAレースなどにも参戦している。
「若い頃にレースをやりたいけどできなかった。だけどお金と時間に余裕ができた」……というときに、レースに出たいと思った人が、いつでも扉を開いて歓迎できるようなチームであり続けたいというのが、井上惠一チーム代表の思いだ。
同チームは、2012年からSUPER GTに参戦しているが、その思いが示す通り、基本的にはジェントルマンドライバーで参戦し続けているのが特徴。ただ、過去には千代勝正や富田竜一郎など、その後の国内トップカテゴリーで活躍する若手を起用していたこともある。今シーズンは井田太陽と柴田優作がコンビ2年目として戦う。
井上代表はTCRジャパンやスーパー耐久、VITAレースなどではドライバーとしても活躍している。開幕前に富士スピードウェイで行われた合同テストでは、48号車のステアリングを握りルーキーテストに参加。「たまたまドライバーがふたりしかいなかったから、久々にルーキーテストでもやってみるかと。5周練習して、テストは10周。15周だけど疲れましたね」とのこと。
井田は40歳からレースを始めたジェントルマンドライバーで、レースデビューは2012年のポルシェカレラカップジャパン。2024年にはスーパー耐久シリーズのST-1クラスでシリーズタイトルも獲得している。
SUPER GTには2013年にデビューしすでに13年のキャリアを誇る。ちなみに、2022年にドライバーネームを「飯田太陽」から「井田太陽」へ変更している。
柴田はレーシングドライバーでチューニングショップも経営していた父の影響でレースを開始。2009年から6年連続で全日本ジムカーナ選手権チャンピオンを獲得した。S耐ではチームアドバイザーを務め、市販車タイヤの開発にも携わる実力派だ。
あまり目立つタイプではないというのが井上代表の評だが、「小さな巨人」としてチームに貢献している。