WEB CARTOP | 独自の企画と情報でクルマを斬る自動車メディア

この軽EVはバカ売れの予感! ホンダN-ONE e:は満充電で295kmも走る上に価格は269万9400円から! (2/2ページ)

この軽EVはバカ売れの予感! ホンダN-ONE e:は満充電で295kmも走る上に価格は269万9400円から!

この記事をまとめると

■ホンダ初の軽乗用EVとなるN-ONE e:が正式発表・発売された

航続距離295kmを実現して価格は269万9400円スタート

■専用サブスクや新充電サービス「Honda Charge」も同時展開される

軽EVトップの航続距離を実現

 日産サクラ、三菱ekクロスEVに次いで、現行モデルでは3車種目の軽乗用EVとなるホンダN-ONE e:が正式に発表され、9月12日から発売を開始する。

 N-ONE e:は、その名のとおりホンダの軽乗用車であるN-ONEをベースとした電気自動車で、「e: Daily Partner」をグランドコンセプトとし、日々の暮らしに寄り添うパートナーとなるクルマを目指したという。

 ガソリンモデルのコンポーネントを活かしながらもEVらしい先進感をうまく演出したエクステリアに、親しみやすさと使い勝手を追求したシンプルクリーンなインテリアと、そのアピアランスにも注目する点は数多いが、やはりユーザーの最大の関心事は「価格」と「航続距離」に尽きるだろう。そして、先行情報においては明かされていなかったこの2点が、正式発表に伴い明らかになった。

 まずは価格について。ベースグレードの「e: G」と、上級グレードとなる「e: L」の2グレード展開となり、前者が税込269万9400円、後者が319万8800円のプライスタグが提示された。

 そこで気になるのが、競合モデルにして最大のライバルとなるであろう日産サクラとの価格差だ。サクラもN-ONE e:と同様の2グレード展開で、ベースグレードたる「X」が259万9300円、上級グレードの「G」が308万2200円。

 偶然か否か、ふたつの仕様でともにN-ONE e:がサクラの約10万円高という価格展開となっている。

 一方、軽乗用EVとして価格と並ぶもうひとつの重要なファクターである一充電航続距離において、N-ONE e:は価格でついたサクラとのビハインドをひっくり返すほどのアドバンテージを誇る。サクラの航続距離は、WLTCモードで180km。過日の先行情報公開のタイミングでは、「日産サクラの1.5倍を目指す」としていたが、正式発表されたN-ONE e:の航続距離は295kmと300km近い数値を実現し、掲げた目標を優にクリアしてきたかたちとなる。

 また、N-ONE e:は50kWの急速充電に対応しているが、こちらは上級グレードの「e: L」には標準対応で、「e: G」グレードではメーカーオプション。ここでは廉価グレード・上級グレードともに30kWの急速充電に標準で対応するサクラとアプローチを異にする。

 ホンダの軽自動車としては初となるトラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)を盛り込んだADAS機能「Honda SENSING」を全車に標準装備したほか、応答性・減速特性にもこだわったワンペダルドライブの搭載など、要所をきっちりと押さえてきた印象だが、唯一気がかりなのはヒートポンプが非搭載という点。それによって冬場の実走行距離がどうなるのか、気になるところだ。

画像ギャラリー

WRITERS

モバイルバージョンを終了