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伝説レーシングカーが走るコースはもちろんイベント広場もピットビルも見逃せないプログラム満載! 「マツダ・ファンフェスタ2025 at 富士スピードウェイ」がマツダ愛で溢れてた (2/2ページ)

伝説レーシングカーが走るコースはもちろんイベント広場もピットビルも見逃せないプログラム満載! 「マツダ・ファンフェスタ2025 at 富士スピードウェイ」がマツダ愛で溢れてた

この記事をまとめると

■10月4~5日に「マツダ・ファンフェスタ2025 at 富士スピードウェイ」が開催された

■CARトップ/WEB CARTOPチームが参戦した通称「メデ耐」も同時開催

■話題のMAZDA SPIRIT RACINGロードスターの詳細が明かされた

マツダによるマツダファンのための感謝祭

 10月4~5日の2日間、静岡県の富士スピードウェイにて「マツダ・ファンフェスタ2025 at 富士スピードウェイ」が開催された。初日の4日はあいにくの雨模様だったが、5日の日曜日は晴天に恵まれ、2日間で2万人以上の来場者で賑わった。

 このファン感謝イベントは、2018年にコロナ禍で一度中断したが、2023年から再開。サーキットイベントということで、どうしても競技系のコンテンツに注目が集まりがちだが、今回2日間で組まれたレースプログラムは3つだけ。スケールの大きな富士スピードウェイという立地を活かして、マツダファンの琴線に触れるメニューが満載だったといえるだろう。

 ということで、WEB CARTOPとしては、一般来場者の目線を優先してお伝えしようと思う。まずレーシングコースでの見どころは歴代レーシングカーのデモランだろう。1991年のル・マン24時間レースで総合優勝したマツダ787Bをはじめ、ロータリーエンジン搭載のマシンたちがスタンバイ。

 残念ながら4日は雨で787Bの走行を断念したが、天候が回復した5日は予定通りに走行する姿を披露。さらに、1996年のル・マン24時間に寺田陽次郎さんが参戦した「KUDZUマツダDLM(DG-4)」は、3ローターの450馬力仕様。長らく米国のコレクターが所有していたが、日本の実業家の念願が叶って里帰り。国内では初めての披露となった。

 そして、その歴代レーシングカーのデモランにタイミングを合わせてサーキットサファリも2日間で合計3回を実施。11台の観光バスに乗車して富士スピードウェイのレーシングコース周回を楽しみながら、そのすぐ横をレーシングカーが全開で走り抜けるという仕かけで、毎回好評で満員御礼となっている。

 一方、マイカーで富士に集まったファンたちにはお約束の「パレードラン」も2日間で合計4回も実施され、900台を超えるマツダ車が2周半の走行を満喫。このパレードではマツダの社員たちが、オーナーたちに手を振って感謝を伝えるシーンもお馴染みになっている。

 先ほど3つだけ言ったレースプログラムも、概要を振り返ってみたい。まず初日には「マツダグループチャレンジカップ(マツチャレ)」と「メディア対抗ロードスター対抗レース(メデ耐)」が、いずれも決勝3時間という長丁場で開催された。

 マツチャレは昨年から始まった新しい試みで、全国の販売会社などマツダグループ各社のチームが争う耐久レース。21社からの37台が争った結果、マツダ2を駆る九州マツダのチームが総合優勝を果たした。

 メデ耐は逆に今回の2025年で36回目という伝統のイベントだが、これまでの筑波サーキットから富士スピードウェイに舞台を移すなどリノベーション。決勝が従来の4時間から3時間となり、途中の給油もなくなるという変更もあった。

 最多出場を誇る弊社の「CARトップ&WEB CARTOPチーム」も初優勝を目指して参戦したが、決勝はウエットに加えて霧も発生する難しいコンディションに苦しみ、21台中の14位という悔しい結果に終わった。

 そして2日目には、全国を転戦する「マツダファン・エンデュランス(マツ耐)」の第5戦を開催。こちらはマツダ車を愛する全国のレース好きがフルグリッドの50台で2時間30分のバトルを楽しんだ。総合優勝はマツダ系トップチューナーとして知られる広島の「LEG SPORT」のロードスターで、ドライバーはLEGの倉迫幸生代表とジャーナリストの大井貴之さん。ND型のソフトトップ車がベースだが、2リッターエンジンを搭載している快速マシンだ。

 ちなみに筆者も熊本のAUTODELTAが仕上げたDE型のデミオで参戦したが、残念ながらクラス6台中の4位で入賞を逃している。

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