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ホンダ 0で一番の売れ筋モデルになるハズ! エントリーモデルの「Honda 0 α」を世界初公開【ジャパンモビリティショー2025】

ホンダ 0で一番の売れ筋モデルになるハズ! エントリーモデルの「Honda 0 α」を世界初公開【ジャパンモビリティショー2025】

この記事をまとめると

■ホンダが次世代EV「Honda 0 α」をジャパンモビリティショー2025で初披露した

■「Thin, Light, and Wise.」をコンセプトに低全高と軽快さを両立した設計思想

■シリーズ3モデルが2027年に日本市場へ投入される予定だ

ホンダEVの新たな幕開け

 ホンダは「ジャパンモビリティショー2025」において、次世代EV「Honda 0 α(アルファ)」のプロトタイプを世界初公開した。

 Honda 0 αは、ホンダの次世代EVである0シリーズの第三弾。今年1月にアメリカ・ラスベガスで開催された「CES 2025」で発表された「Honda 0 SALOON」「Honda 0 SUV」に続く、Honda 0シリーズのエントリーモデル。ホンダでは、このHonda 0 αを同シリーズの世界観への入り口を意味する「ゲートウェイ」モデルと称している。

 メインステージの中央に置かれたHonda 0 αは、「Honda 0 SALOON」よりボリューミーで、しかし「Honda 0 SUV」より車体が短く、いかにも取りまわしやすそうなサイズ感。基本的なスタイルは「Honda 0 SUV」にも似ているが、両車の対比は現行ラインアップでいうヴェゼルとCR-Vの関係に近い。

 今回展示されたHonda 0 αは、生産を前提としたプロトタイプモデル。量産モデルは、Honda 0シリーズの開発アプローチである「Thin, Light, and Wise.(薄い、軽い、賢い)」を具現化した技術を搭載し、2027年から日本やインドを中心に、グローバルでの販売が予定されている。

 プレスカンファレンスに登壇した本田技研工業株式会社 三部敏宏社長は、「クルマづくりの原点に立ち返り、ゼロから独創的な発想で創り出した次世代EVである」と、Honda 0シリーズを説明。EVがもたれがちな「厚い」「熱い」「重い」という印象を払拭し、さらにホンダならではのFUNなドライビングを演出する存在だとアピールした。

 Honda 0 αの開発を担当したLPLの小只輝将氏と、チーフデザイナーの古仲 学氏は、「Thin, Light, and Wise.」というHonda 0シリーズの開発アプローチのなかでも、「Thin」の思想に基づいたパッケージ設計により、低全高なスタイルとロードクリアランスを両立したと語る。

 エクステリアは、Honda 0シリーズに共通するシンプルかつスリークなデザインを採用し、ルーフの長いSUVとしては独創的なプロポーションを実現。ワイドなスタンスがSUVらしい安定感と力強さを感じさせる。

 車両の前後にはパネル状のスクリーンフェイスを配置し、フロントにはヘッドライト・充電リッド・発光式のエンブレムといったディテールを一体化。リヤはテールランプやバックライト、ウインカーなどをまとめたU字のライトにより、視覚的にも機能的にも洗練された印象を与えている。

 インテリアにおいては、薄型のキャビンでありながらサイドウインドウを立ち気味にすることで、とくに乗員の上半身部分において広さを感じさせる快適な室内空間を実現したという。

 このHonda 0 αのほか、Honda 0 SALOONとHonda 0 SUVも2027年の日本市場導入が予定されており、同年中には3台のHonda 0シリーズが国内市場の新車ラインアップに並ぶとのことだ。

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