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まるで事務所のような空間がバスの車内ってマジか! BYDのEVバス「J6リビングカー」なら走っていても止まっていても環境に優しくくつろげる【ジャパンモビリティショー2025】

まるで事務所のような空間がバスの車内ってマジか! BYDのEVバス「J6リビングカー」なら走っていても止まっていても環境に優しくくつろげる【ジャパンモビリティショー2025】

この記事をまとめると

BYDの小型EVバス「J6」をベースにした移動オフィス「J6リビングカー」が公開された

■木目調の温もりある内装に大型ディスプレイを備えた快適な空間を実現

■災害時の避難拠点や電源供給車としても活躍しカーボンニュートラルにも貢献

これまでにない発想で電動バスをカスタマイズ

 BYD Auto Japanの商用車部門がジャパンモビリティショー2025で披露した「J6リビングカー」。その名のとおり、居心地のいい空間を演出したクルマだ。

「mobile office vehicle」と大きく書かれた外装のみならず、内装にもウッディーな雰囲気を漂わせ、無骨なクルマを意識させないよう工夫されている。その車内には、大型ディスプレイやテーブルが設えられており、ゆったりと仕事や打ち合わせができそうな空気が流れている。

 この車両は、小型EVバスの「J6」をベースに、移動可能なオフィスとして新規開発したもの。これまでそのコンパクトさから、主に路線バスでの利用で人気を集めてきた。今回は新たな可能性のひとつとして、冷暖房完備の移動オフィスや災害時の一時避難場所としての活用を想定したコンセプトモデルとして展示されている。カーボンニュートラルの電気バスだから、ずっと停めておいても環境に優しくCO2排出ゼロ。まさに最適な利用方法だ。

 もともと「J6」は、日本の交通需要にフィットするように開発された小型電気バス。車長6990mm×車幅2080mm×車高3060mmで、狭あい路線や地域のコミュニティバスとして日本各地で利用されている。バッテリー容量は125.7kWhで、BYDお得意のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載。高い安全性とエネルギー密度を両立したブレードバッテリーを搭載した「J6」は、外部給電機能により緊急・災害時に地域への電源供給ステーションにもなるという。

「バスは動いて人や物を運ぶもの」という固定観念をもつ私たち。しかし、こうやって、停止してこそ大きな役割を果たせるバスは、また社会の重要なインフラとしてのもうひとつの側面でもある。新たな発想により、この側面を見せてくれた「J6リビングカー」、できることなら多くの地域で、普段はオフィス、災害時は一時避難場所として、災害の多い日本だからこその活用を期待したいものだ。

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