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中身はラグジュアリーなのに「防弾仕様」に「サーマルカメラ」って軍用車かよ! たった2000万円で超絶安心が買える「レズバニ・タンク」がこれぞアメリカなクルマだった (1/2ページ)

中身はラグジュアリーなのに「防弾仕様」に「サーマルカメラ」って軍用車かよ! たった2000万円で超絶安心が買える「レズバニ・タンク」がこれぞアメリカなクルマだった

この記事をまとめると

■アメリカには少量生産を得意とするメーカーが多く存在する

■軍用車とラグジュアリーを融合させたクルマを手掛けるのがレズバニだ

■コンパクトな車体で軍用スペックとプレミアムな車内を実現するタンクが注目されている

ミルスペック仕様のハイパフォーマンスSUV現る

 これだけ多様性が受け入れられる世界ですから、クルマも同様、先鋭的な少量生産メーカーの存在感も爆上がりしています。ケーニグセグやアリエルアトムといったハイパーカーはもちろん、デヴェルやヘネシーなんてメイクスも登場して、ビリオネアの方々は選ぶのにもひと苦労かと。そんななか、軍用車チックなヘビーデューティ車両、しかもリッチ&ゴージャスなレズバニはひとつの境地を切り開いたようです。巧みに多様性マーケットを活用した好例をご紹介しましょう。

 レズバニモータース、聞きなれないメーカーですが、創立は2013年といいますから、すでに10年以上も少量生産、超高価格車両でビジネスを成り立たせているようです。自由の国、アメリカはカリフォルニアが拠点ということで、西海岸のビリオネアたちにはお馴染みなのかもしれません。創立者はイラン系アメリカ人、フェリス・レズバニーというエンジニア。これまた、オランダのハイパーカー「ヴェンサー・サルテ」とやらの設計にも携わったのだとか。

 レズバニでもっとも有名なクルマは、「ビースト」という、アリエルアトムをベースに尖ったカスタムを施したオーダーメイドマシン。当初、5台だけの限定生産だったはずが、ふたを開けてみればビーストXやらアルファ、ブラックバードなどなど派生モデルがどんどん増えて、いまや3カ月に1台のペースで売れまくっているのだとか。

 そんなビーストのかたわらで、これまた根強い人気を博しているのが、こちらの軍用車なのかSUVなのか、にわかに判断しづらいモデル「タンク」です。ビースト同様、シャープなエッジが効きまくった未来派スタイルながら、前後オーバーハングがほとんどないところはガチな特殊車両を彷彿とさせるもの。タンク=戦車というネーミング、たしかにピッタリではないでしょうか。

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