
この記事をまとめると
■無限はホンダとの資本関係はないが密接な関係があるブランドだ
■シビックタイプR用のパーツとして「Group.B」というパーツをリリースした
■車体代に迫る勢いのプライスを掲げるアイテムとして注目されている
無限から驚愕のエアロキット現る!
現在販売されているシビックタイプRは、1997年に誕生した初代モデル、EK9から数えて7代目となる。サーキットシーン直系のノウハウを詰め込んだ真紅の赤いホンダバッジは、それらを象徴するアイコン的存在で、タイプR設定がないクルマにまでくっつける人が今でも絶えないほど、ホンダオーナーにとって憧れのモデルとして君臨している。
さて、そんな歴代タイプRに関してだが、じつは全モデルに関して共通する特徴がある。
それが、ホンダと密接な関係にある無限(M-TEC)が手掛けるアフターパーツ群の存在だ。無限に関する説明はいまさら不要だと思うが、簡単に説明すると、無限は本田技研工業の創業者であるお馴染みの本田宗一郎氏の長男、本田博俊氏が立ち上げた会社(ブランド)だ。資本関係はないのだが、ホンダ車に関するさまざまなパーツを展開するほか、F1やスーパーフォーミュラなどをはじめ、さまざまなモータースポーツ活動を長年牽引してきた。
なので、ホンダディーラーに行けば、資本関係のないブランドでありながら、各車に向けたカタログなどの資料が存在するし、注文、取り付けもディーラーで可能だ。メーカー公認のアフターパーツブランドといった立ち位置がしっくりくるだろうか。
そんな無限が展開するシビック タイプR用の最新パーツキットは現在、Group.AとGroup.Bの2種類が存在する。うちGroup.Aはすでに販売済みであったが、2025年の東京オートサロンなどで展示され、多くの反響を得ていた待望のGroup.Bが、10月30日から販売開始となった(一部パーツのみ、順次展開予定)。
このGroup.Bというキットは、FL5型シビックのよさを引き出しつつ、”ほかとは違う”感が漂う絶妙な雰囲気でまとめられている点がなんとも無限らしい。もちろんサーキットなど走りにおけるパフォーマンスも高い次元に引き上げられており、純正とは比較にならないほどの仕上がり具合だ。
ひと昔、ふた昔前の無限のエアロといえば、どこか独特で、好みがハッキリわかれるような仕立てが多かったのだが、今回のキットに関しては、誰が見ても「格好いい!」となるはずだ。
Group.Bのキット内容は、前、横、後のハーフエアロセットがそれぞれ設定され、ほかにはボンネットやフェンダー、リヤスポイラー、リヤウイング、さらにはブレンボ製ブレーキシステム、エキゾーストシステム、ヘッドカバーとなる。
とはいえここまで聞くと、よくある外装キット+α程度。しかしここからが衝撃だ。というのも、このGroup.B、衝撃の価格設定となっているのである。
