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2リッターハイブリッドにGRスポーツだと? サイズもデカいし日本とは違う欧州仕様のカローラがうらやましいぞ!

2リッターハイブリッドにGRスポーツだと? サイズもデカいし日本とは違う欧州仕様のカローラがうらやましいぞ!

この記事をまとめると

■欧州仕様のカローラは日本と大きく仕様が異なる

■セダンとワゴンはボディサイズがひとまわり大きく伸びやかなフォルムをもつ

■2リッターハイブリッドやGRスポーツの設定など装備の幅も広い

日本仕様と比べてみると意外なほど違う

 欧州トヨタから、ヨーロッパ仕様のトヨタ・カローラの2026年モデルが発表された。その内容は、ハッチバック・セダン・ツーリング各ボディタイプのGRスポーツグレードに「ストームグレー」「オニキスグレー」と呼ばれる新ボディカラーが追加されたというもの。

 ここで少し引っ掛かる方がいるかもしれない。日本仕様のカローラには、派生モデルのカローラクロスを除けばGRスポーツが存在しないからだ。じつは、グローバルで高い人気をもつカローラだけに、各仕向地ごとに意外なほどの差分が存在している。今回は、欧州仕様のカローラについて解説しよう。

 国にもよるが、欧州仕様のカローラには日本同様にセダン・ハッチバック・ステーションワゴンと3つのボディタイプが用意される。日本仕様ではそれぞれ「カローラ」・「カローラスポーツ」・「カローラツーリング」というモデル名が与えられるのに対し、欧州ではそれぞれ「カローラセダン」・「カローラハッチバック」・「カローラツーリングスポーツ」を名乗る。

 このうち、カローラハッチバックについては日本仕様のカローラスポーツと概して変わらない。一方で、カローラセダンとカローラツーリングスポーツについては、そもそものボディ自体がまったく異なる。というより、北米・中国仕様等と同一のグローバルサイズとなる欧州仕様に対して、日本仕様のカローラ・カローラツーリングのみが日本の道路事情に合わせた専用のボディを与えられているといったほうが正確だろう。

 では、具体的にどのように違うのだろうか。ステーションワゴンタイプのカローラツーリングとカローラツーリングスポーツを例に見てみよう。日本仕様のカローラツーリングのサイズは、全長×全幅×全高=4495×1745×1460mm。ホイールベースは2640mm。一方の欧州仕様カローラツーリングスポーツは、全長×全幅×全高=4600×1790×1435mm、ホイールベースが2700mmと、全長が105mmも長く、全幅も若干広く、全高も若干低くなっている。

 写真で見比べると、カローラツーリングスポーツのほうが全体的に伸びやかなフォルムとなっていることがわかる。とくにリヤドア以降に注目すれば一目瞭然だろう。同様にセダンモデルも欧州仕様のほうがひとまわり大きいボディサイズとなる。

 パワートレインについては、デビュー時に設定されていた純ガソリン車が廃止されハイブリッドのみとなる点では日本仕様も欧州仕様も同一。しかしながら、システム最高出力140馬力の1.8リッターエンジン+モーターのユニット一本となる日本仕様に対し、欧州仕様にはシステム最高出力178馬力とよりパワフルな2リッターエンジン+モーターのユニットも用意される。

 また、セダンについては、フロント・テールまわりのデザインも日本仕様とは大幅に異なる。そのほか、冒頭に述べたようにGRスポーツグレードが各ボディタイプに用意される点にも注目。これは内外装の専用装備が中心となり走行性能に関する変更はないが、やりすぎないオトナなスポーティさは日本国内でもウケそうだ。

 というわけで、知るとなんだか少し羨ましくなってしまう欧州仕様のカローラ。グローバルに展開されるカローラだけに、欧州以外の仕様でもまた意外なほど違ったりするので、調べてみると面白いかもしれない。

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