
この記事をまとめると
■日産が「東京オートサロン2026」の出展概要を発表した
■日産ブースの目玉となるのはNISMOによる特別なコンセプトモデル
■そのほかにもフェアレディZやエクストレイルなど全6台を展示予定だ
日産は「東京オートサロン2026」で6台の車両をお披露目
日本のクルマ業界の1年が始まるイベントとして、国内外を問わず高い注目度を誇る「東京オートサロン」。2026年は「東京オートサロン2026」として、1月9日から11日までの3日間に渡って千葉県・幕張メッセにて開催される。
そんな「東京オートサロン2026」に、日産と日産モータースポーツ&カスタマイズ(以下、NMC)はブースを出展することを発表し、その全6台の車両を展示することをを明かした。日産はこれまでにも2025年の「GT‑R NISMO Special edition」や2024年の「エクストレイル・クローラーコンセプト」など、数多くの注目モデルを東京オートサロンで発表しているだけに、2026年も日産ブースから目が離せそうにない。
今回の展示の目玉のひとつが、NISMOによる特別なコンセプトモデルだ。そのすべては初日のプレスカンファレンスで公開される予定だが、先のNISMOブランド戦略において、モータースポーツで培った技術・精神を市販車にフィードバックすることを目指すことを明言しているNISMOだけに、このコンセプトモデルにも多くの最新技術が投入されていることが予想される。
またブースでは、2026年夏に発売予定のマイナーチェンジした「フェアレディZ」を初披露する予定ともなっている。さらに今回のマイナーチェンジでは、NISMOモデルに新たにMT(マニュアルトランスミッション)が設定され、操る歓びがより一層強化されているという。基準車についてもデザイン変更による空力性能の向上とさらなるZらしさがもたらされる。東京オートサロン2026では、新設定の「NISMO MTモデル」が展示される予定だ。
人気のSUV分野では、タフな専用内外装を施したことで北米で大人気を博しているエクストレイル ROCK CREEKのカスタマイズモデル、「MULTIBED WILDPLAY」を展示する。同車は、ROCK CREEKをベースに新たにラインアップされる車中泊仕様の「マルチベッド」に、アウトドア志向の各種アクセサリーパッケージを装着したモデルで、実用性と遊び心を両立したギヤ感が高められたその姿は必見だ。なお、エクストレイル「ROCK CREEK マルチベッド」に関しては、2026年1月7日に詳細発表が予定されているというからこちらも見逃せない。
電動化とプレミアムの分野では日産リーフAUTECHを展示。これまでに多種多様なカスタムカーづくりでノウハウを蓄積してきたNMCが、新型リーフをベースにスポーティで高級感漂うスタイリングを提案。エクステリアをスポーティかつエモーショナルに彩り、インテリアは上質な素材と細部の作り込みでプレミアムな空間を提供する。
そのほか話題性の高い展示として、近藤真彦氏が約40年ぶりに購入した初代マーチ「マッチのマーチ」が登場。日産自動車大学校の学生たちによるMT換装や外装リフレッシュにより、当時の魅力を現代に蘇らせた一台となっている。
さらに2016年のSUPER GT GT500クラスに参戦した「MOTUL AUTECH GT-R」も展示。2026年シーズンから監督に就任する松田次生選手にゆかりのある車両としてファンから高い注目を集めることが予想される。
会期中は、マッチのマーチお披露目イベントや松田次生選手のトークショーと引退セレモニー、フェアレディZトークショーなど、展示に関連したプログラムも実施される予定となっている。
日産は、東京オートサロン2026を通じて日産のスポーティネスとカスタマイズの魅力を提案する構えだ。日産ブースに立ち寄った際は、すべて見逃さないよう留意されたい。
