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4WDマイスターが語る新型デリカD:5の進化! S-AWCの採用で無敵っぷりにさらに磨きがかかった (1/2ページ)

4WDマイスターが語る新型デリカD:5の進化! S-AWCの採用で無敵っぷりにさらに磨きがかかった

この記事をまとめると

デリカD:5がマイナーチェンジにあわせてS-AWCを採用した

■ドライブモードも従来モデルより細分化されシーンにあわせた走行モードが選べる

■ユーティリティや安全装備も最新世代のものへと進化している

デリカにも待望のS-AWCを採用

 三菱自動車はオールラウンドミニバンとして独自のポジションを築いてきたデリカD:5を大幅改良し、新型モデルとして市場投入する。外観の刷新が注目されがちだが、その本質は駆動制御や車両統合制御の進化、そしてインターフェースの現代化にある。ミニバンという枠を超えた走行性能を、より高い次元で成立させるためのメカニズムが、今回の改良の中核となっているといえる。

 最大の技術的特徴は、四輪制御技術「S-AWC(Super All Wheel Control)」の熟成だ。S-AWCは、4WD、AYC(アクティブ・ヨー・コントロール)、ASC(アクティブ・スタビリティ・コントロール)、ABSを統合制御する三菱独自の車両運動統合制御システムであり、新型デリカD:5ではこれを前提とした走行モード制御がさらに洗練されている。

 ドライブモードはNORMAL、ECO、GRAVEL、SNOWの4モードを設定。NORMALでは日常走行での扱いやすさと安定性を重視し、ECOでは駆動力配分や制御介入を穏やかにして燃費性能に配慮する。一方、GRAVELおよびSNOWでは、滑りやすい路面でのトラクション確保を最優先とし、前後および左右輪の駆動力制御を積極的に介入させる制御特性が与えられている。単なる電子制御4WDではなく、車両挙動全体を俯瞰した制御思想が、このクルマの走りを支えているというわけだ。

 特筆すべきは、AYCによる左右輪制御とブレーキ制御を組み合わせ旋回性を向上させていることだ。旋回内輪にブレーキをかける、ブレーキAYCに前後駆動配分を重ね合わせ、旋回時のヨーモーメントを積極的に作り出すことで、全高の高いミニバンでありながら、コーナリング時の不安定感を抑制する。これは舗装路のみならず、未舗装路や荒れた路面でも効果を発揮し、ドライバーに過剰な操作や特別なテクニックを強いない。

 さらに、ASCおよびABSとの協調制御により、ブレーキング時の姿勢安定性も向上している。とくにμの低い路面では、制動時の左右差や前後荷重移動が挙動の乱れにつながりやすいが、S-AWCはこれを路面μ判定から予測し、制御で補正する。結果として、路面状況にかかわらず一貫した操縦安定性が得られる点が、新型デリカD:5の走行性能をさらに磨き上げているのだ。

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