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ちょ、この顔だけでも「スゴイ感」あるじゃん! 20年フルモデルチェンジしていないトヨタ・ハイエースが受けた大幅改良の中身

ちょ、この顔だけでも「スゴイ感」あるじゃん! 20年フルモデルチェンジしていないトヨタ・ハイエースが受けた大幅改良の中身

この記事をまとめると

■登場から20年以上が経過した200系ハイエースがモデル最大級の改良を受けた

■内外装の刷新とともにACCなど先進安全装備が全車標準化された

■価格は上昇したが進化度合いを考えれば納得感のある内容となっている

異例のロングセラーモデルが大幅刷新

 日本を代表する「はたらくクルマ」である、トヨタ・ハイエース。5代目を数えるその現行モデル(200系)は、2004年に登場している。つまり、20年を超える異例のロングランモデルなのだ。

 その長い販売期間だけに事細かな改良がたびたび行われてきたのだが、2026年1月13日に、バン・ワゴン・コミューターの全仕様にて、そのモデルライフのなかでも最大クラスの大幅改良が発表された。

 まずは外観から。目につくのが、ヘッドライトの刷新だろう。トヨタの乗用車種に広く採用される、Bi-Beamと呼ばれるLEDヘッドライトが、全車にメーカーオプションとして設定された。1灯の光源でハイビームとロービームを切り替える先進的な構造となっており、メインユニットの小型化に伴って水平基調のLEDデイタイムランイングライトを採用。バンパーやグリルの形状に変化はないが、ぐっと現代的なフロントマスクを手に入れた。

 パノラミックビューモニターの全車標準装備によって、助手席側のドアミラー前方に生えるフロントアンダーミラー(通称:ガッツミラー)が消滅したこともトピックのひとつだ。また、ボディカラーも一部見直されている。

 インテリアは、エクステリア以上に大きく変化している。まず、7インチの液晶メーターと8インチディスプレイオーディオを全車に標準装備。通信用のUSB Type-Cケーブルも備わり、スマートフォン等との連携を強化。前述のとおり、パノラミックビューモニターも全車に装備される。

 また、バン上位グレードのスーパーGLでは、Lo-Hi温度切替機能付の前席シートヒーターを標準装備。細かいところでは、ステアリングやエアコンパネルのデザインも変更になっており、より乗用車然としたインパネデザインを実現した。そのほか、バックドアを任意の角度で保持可能なフリーストップバックドアを標準ボディの全車で標準装備とした点にも注目だ。

 もっとも注目すべきは先進安全機能の充実だろう。ADASがトヨタセーフティセンス+3.0に進化し、プリクラッシュセーフティシステムの性能が大幅向上したほか、標識や信号を読み取りメーター内に表示、適宜警告を行うロードサインアシストを追加。

 そして、最大のトピックは全車速追従機能付きのレーダークルーズコントロールの採用だろう。事業用に多く用いられ、長距離・長時間運転に供されることの多いハイエースだけに、ACCの装備はユーザーにとっては見逃せないところだ。ライバルとなる日産キャラバンは2025年の仕様向上に先んじてACCを採用して話題を呼んだが、そこから約半年で追いついた形となる。もちろん、ACCを含むADAS機能は全車標準装備だ。

 全方位で大幅進化を遂げたハイエースだが、気になってくるのはそのプライス。これだけ装備が拡充しただけにやはり全体的な価格上昇は避けられず、グレードにもよるが全車で40万円前後の値上げとなった。

 この改良型ハイエースは2026年2月2日より発売開始となっているが、販売店にては2025年12月よりユーザーからの受注を受け付けていた。そのためか、一部の販売店ではすでにオーダーストップとなっている状態だという。代替の利かない車種だけに、そこだけは気がかりなところだ。

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