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藤原とうふ店がチェーン店化してオーストラリアに進出!? パンダトレノならぬパンダAMGの頭文字D仕様がバサースト12時間レースに出場の謎

藤原とうふ店がチェーン店化してオーストラリアに進出!? パンダトレノならぬパンダAMGの頭文字D仕様がバサースト12時間レースに出場の謎

この記事をまとめると

■頭文字Dを象徴するクルマがトヨタのAE86スプリンタートレノだ

■イギリスの「クラフトバンブーレーシング」がバサースト12時間耐久レースに参戦する

■参戦車両のAMG GT3が頭文字D仕様にラッピングされている

豆腐屋のハチロクがAMG GT3に!?

 2025年、伝説的なクルマ漫画である頭文字Dが30周年を迎え、各地でさまざまなイベントを開催し大いに盛り上がっていた。筆者も小学1年生にアニメを見て以来(なぜか借りてきたビデオは3rdステージの映画からであった)、もともとクルマが好きだったのでどハマり。漫画はもちろん、アニメも何度見たかもうわからない(配信サービスに感謝!)。いまでもチャンスがあれば、AE86は欲しいと思っているほど。

 と、筆者の頭文字Dに対する思い出はここらへんまでにしておき、本題に入りたい。

 先日、スーパー耐久のST-Xクラスにも参戦したことがある、イギリスのレーシングチームであるクラフトバンブーレーシングが、とあるリリースを発表した。

 それが、「2026年のバサースト12時間耐久レースに出走します」というもの。それ自体は別に特別なことではなく、選ばれた車両も、なんてことはないAMG GT3。日本のSUPER GTでもお馴染みのマシンだ。しかし、カラーリングがなんてことあった。

 ドアにはなんと「藤原とうふ店(自家用)」と、デカデカと書かれているではないか。そんなに儲かっているのか藤原とうふ店! ……というわけではなく、じつはこれ、バサースト12時間耐久レースに出走するためのカラーリングなんだそう。

「バサースト12時間耐久レースとはそもそもなんぞや?」となる人も多いかもしれないので少し説明すると、このレースはオーストラリアのマウントパノラマサーキットで開催される名前のとおり、12時間の耐久レース。主にGT3規格のマシンが出走し、スタートはなんと朝6時前。日の出を背に展開されるレースは絶景とのこと。また、2026年インターコンチネンタルGTチャレンジ(IGTC)シーズンの開幕戦という一面ももつ。

 世界中の名だたるドライバーも多く参戦し、SUPER GTで活躍するドライバーもちらほら。我が国の日産GT-R NISMO GT3も、2015年に総合優勝を飾っている(千代勝正・ヴォルフガンク ライプ・フローリアン ストラウス)。1992年にもR32GT-Rでも制しており、日本車の活躍も時折見られるのだ。

 にしても、なぜ日本のチームでも日本車でもないのに、このチームがこんなカラーリングで出走するのか。

 じつはこれ、マシンの画像をよく見るとわかるが、ボンネットやルーフに「TARMAC WORKS」と貼られている。この企業は、最近勢いのある香港のミニカーメーカーで、同チームのメインスポンサーを務めている。そんな「TARMAC WORKS」が頭文字Dとのコラボをしており、2025年に30周年を迎えた同作品をお祝いするかたちで、このたびマシンにラッピングされた……というのが答え。

 なので、藤原とうふ店が急成長して大儲けしているわけではなさそうだ。なお同チームでは、いままで2台走らせていたところを、今シーズンはこの1台にリソースを集約するほどの本気っぷり。

 マシンをよく見ると、漫画風の演出が描き込まれているほか、劇中のAE86とは異なり、左右に「藤原とうふ店(自家用)」と貼られている。ドライバーは、ラルフ・アロン、ルーカス・アウアー、マキシミリアン・ゲッツの3名で、彼らはメルセデスのワークスドライバーでもある。

 と、記事をまとめていて、過去にラリージャパンでも「藤原とうふ店(自家用)」と貼り、白黒のパンダカラーに彩られたシトロエンC3がRally2カテゴリーを走っていたことも思い出した。もはや「藤原とうふ店」はグローバルチェーンになりつつある。

 世界最速のとうふ屋が暴れまわるのは2026年2月13日(金)〜15日(日)。どんなストーリーが待っているのか、その結末に注目したい。

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