
高性能オイルメーカーの新たな挑戦
Moty’sが、大阪オートメッセ2026にて、再精製基油(RRBO)を日本国内で展開することを発表した。
発表会では、まずトライボジャパン代表取締役会長の丸山秀一氏が登壇。丸山氏はもともと産業機械用グリスやオイルを扱う企業に勤務していたが、”日本国内で、自分たちの手でオイルをつくる”という決断から、1995年にトライボジャパンを創業した。
丸山氏は、「再精製基油によるマテリアルのリサイクルは世界中で現実になろうとしており、アジアにおいても日本だけが取り残されている」と強調。 そのような状況を受け、モータースポーツにかかわり、高い技術をもつ企業として、環境対策の分野を牽引することを決断したという。
丸山氏から言及されたとおり、Moty’sはモータースポーツとのかかわりの深さにおいても広くその名を知られている。スーパーGTやスーパー耐久シリーズ、GR86/BRZ Cupなどでの実績に加え、2025年度はMoty’sのオイルを使用したチームがGR86/BRZ Cupクラブマンクラスのシリーズチャンピオンとなったほか、1000馬力を超えるハイパワーエンジンを酷使するドリフトの世界でも、TEAM KAZAMAやマッド・マイク選手のパイクスピークチャレンジで使用されている。ラリーの世界では、チーム三菱ラリーアートのAXCRサポートや、ダカール・ラリー2026での藤原慎也選手のサポートなどの実績をもっている。
そんなレースシーンからは、スーパー耐久などを舞台に幅広く活躍するレーシングドライバーの佐々木雅弘選手が登壇した。今回発表されたRRBOレーシングオイルをいち早くテストしている佐々木選手だが、その新しいレーシングオイルについて、「いい意味で従来のオイルとまったく変わらない」とその性能を高く評価。
「循環型という環境に配慮した思想をもちながら、性能には一切妥協していない。未来に対しての提案となる素晴らしいオイルで、我々レーシングドライバーもモータースポーツで使いながらどんどん進化させていきたい」とコメントした。
次に、協力工場として中外油化学工業の石川敬祐社長が紹介された。中外油化学工業は、Moty’sのオイル製造を担う国内パートナーであり、潤滑油分野で70年にわたって開発・製造を行ってきた企業。今回のRRBO配合オイルの製造においても、国内の出荷基地としてタンク保管、そして製品開発においても重要な役割を果たしており、資源を通じた持続可能社会へ繋がるプロジェクトとして成功を目指すとしている。
