
この記事をまとめると
■クルマの名前はその車種のイメージも共有していることが多い
■同じ名前でありながら全然違う形でモデルチェンジしたクルマも少なくない
■昔の姿と乖離しすぎているのかセールスが不調なモデルも多い
たしかに名前は一緒だけど……
クルマの車名というのは単なる識別するためのものだけでなく、イメージも共有しているということに異論がある人は少ないのではないだろうか。スープラと聞けばスポーティなスタイルを想像するし、アルトと聞けばベーシックな軽という風に考える人は多いハズ。
しかしなかには代を重ねたタイミングで、まったく異なるスタイルの車両になったモデルも存在する。今回はそんなフルモデルチェンジで一変した車両をご紹介しよう。
ホンダ・インサイト
1999年に初代モデルが登場したインサイトは、とにかく燃費性能を追求したハイブリッドモデルとして、空力特性に優れたスパッツをリヤに備えた3ドアファストバックスタイルをもっており、アルミや樹脂などの軽量な材質をふんだんに用いた、スペシャルな2シーター車として登場した。
しかし2代目ではプリウスに真っ向勝負を挑んだ安価な5ドアハッチバックとなったかと思えば、3代目はシビックをベースとした4ドアセダンになるなど、前輪駆動のハイブリッド車という共通点以外は、まったく異なるボディタイプをもつ稀有な車種となっていた。
三菱 エクリプス(クロス)
現在はクロスオーバーSUVとしてラインアップされているエクリプスクロスだが、車名のエクリプスはもともと1989年に北米向けにリリースされた3ドアクーペに与えられたものだった。このエクリプスはその後、日本にも輸入車として導入され、左ハンドル仕様のまま三菱ディーラーで販売され、2代目はクーペのほかコンバーチブルモデルのスパイダーも輸入され、3代目ではスパイダーのみが輸入されていた。
一応、現在販売されているエクリプスクロスも、エクリプスがもっていたクーペという要素をクロスオーバーに組み込んだものとされているが、なかなか共通点を見つけるのは難しい……というのが正直なところだ。
スバル・レックス
現在は、ダイハツからOEM共有を受けて販売されるコンパクトクロスオーバーSUVの車名となっているレックス。この車名はおよそ30年振りに復活した車名となっているが、もともとは1972年に登場した軽乗用車与えられていたもので、初代はRRレイアウト、2代目からはFFレイアウトと時代に即した変化をしたモデルとなっていた。
1986年に登場した3代目モデルでは、モデル途中でスーパーチャージャー仕様が追加されたほか、マイナーチェンジのタイミングで2気筒エンジンから4気筒エンジンに変更するなど、大きな変更がなされていたのも特徴だった。
日産 レパード
トヨタ ソアラに対抗するモデルとして1980年に初代モデルが登場したレパードだったが、初代、2代目ともに高性能エンジン搭載車の追加が遅れてしまったことで、残念ながらソアラの後塵を拝す結果となってしまった。
本来であればそこで歴史に幕を閉じるハズだったレパードだったが、販売会社からの要望もあって3代目が急遽設定されることとなり、北米のインフィニティブランド向けに開発されていた、インフィニティJ30を仕立て直したレパードJ.フェリーとして登場した。
残念ながら北米向けのデザインは日本では受け入れらず、販売は低調に終わってしまったが、ラインアップを減らすことをよしとしなかったのか、4代目はY33型セドリック/グロリアの兄弟車として登場し、販売店の統合などもあってY34型のセドグロに吸収される形で終売となっている。
