
この記事をまとめると
■2026年4月14日に日産が長期ビジョンを発表した
■発表のなかでいくつかの新型モデルを明かした
■新型スカイラインも今後のモデル戦略のなかにしっかりと含まれていた
丸形テールでスカイラインも復活する!
2026年4月14日、巨額赤字にあえぐ日産が長期ビジョン発表会を開催した。ここでは、今後どのような戦略で自動車業界を乗り越えていくのか、その方向性が語られた。詳細なビジョンについてはあらためてお伝えするとして、今回は発表会でお披露目およびチラ見せされた車両たちを駆け足で紹介したい。
まず公開されたのが、新型エクストレイルだ。現行型でも採用されている日産独自の電動モーター駆動システム「e-POWER」をさらに進化させた仕様で、グローバルのコアモデルとしての位置づけは変わらないようだ。
そのなかで注目したいのがフロントマスクだ。現行型ではVモーショングリルによるタフなイメージが強調されていたが、新型では全幅いっぱいに広がるデジタルVモーショングリルが採用されている。これは近年の日産がEVや次世代モデルで打ち出しているデザイン言語とも共通するもので、より洗練された印象を与えている。
また、ボディサイドには斜めに走るキャラクターラインが与えられており、エレガンスとエッジーさを両立させたスタイリングとなっている点も見逃せない。
もう1台、実車として披露されたのが、欧州市場向けの新型ジュークEVだ。従来から個性的なデザインで知られるジュークだが、新型ではさらに大胆な方向へと進化している。
そのスタイリングは、まるで3DCGのポリゴンをそのまま立体化したかのような造形。ひとつひとつの面が大きく構成されているため、あえて粗さを残したような独特の質感があり、それが逆に新しさとして強調されているのが印象的だ。
そしてここからは、映像でチラ見せされたモデルたち。
まずは新型エクステラ。エクステラといえば、かつて北米で販売されていたラダーフレーム構造の本格SUVであり、その復活が示されたことは大きなトピックといえる。
公開された映像は一部にとどまるが、水平基調のLEDライトやグリルレス風のフロントマスクなど、タフネスと先進性を融合させたデザインが採用される可能性がある。従来同様、アウトドア志向のユーザーを強く意識したモデルとなりそうだ。
そして最後は次期型スカイラインのティザー映像である。これまでも開発の存在をうかがわせる発言はあったが、具体的なビジュアルが提示されたのは大きな一歩といえる。
公開されたのはフロントの一部とリヤまわりの断片的な映像のみだが、フロントは先進的かつスポーティな造形となっており、過去のコンセプトカーの流れを汲むデザインが採用されるようだ。また、リヤにはスカイラインの象徴ともいえる丸形テールランプを想起させる意匠も確認でき、伝統と革新の融合が図られている。
さらに、ボディサイドには懐かしいフォントの「Skyline」バッジも確認でき、ブランドの継承を強く意識したモデルになることが期待される。
その全体像は依然として不明であるが、公開された画像をレベル補正すると、セダンのようなシルエットが浮かび上がる。歴代モデルをオマージュしたデザインが散りばめられたディテールなどにより、ファンも納得するものとなりそうだ。
日産が今回の発表で示した数々の新モデルの存在。厳しい状況にある同社だが、これらが復活への起爆剤となることに期待したい。
