
この記事をまとめると
■エアロは素材違いで性質と見た目が大きく変わる
■ウレタンは柔軟で純正向きとなりFRPは軽量で自由度が高い
■補修性やコストも異なり用途に応じた選択が重要だ
好みや使用環境に応じて正解は変わる
愛車をより自分らしくカスタマイズしたいと考えたとき、さまざまな手法が存在するが、もっとも大きくイメージを変更させてくれるのがエアロパーツではないだろうか。
純正バンパーなどにプラスするタイプからバンパー一式を交換するタイプまで、さまざまなエアロパーツがリリースされているが、もともと装着されている純正バンパーや、ディーラーオプションで用意されているエアロパーツの多くがウレタン製であるのに対し、社外品の多くはFRP製と材質が異なっているのである。
純正バンパーにも採用されているウレタン製のものは柔軟性に富んでいることが大きな特徴で、実際に触れたことがある人であればおわかりかと思うが、手で押すくらいのちょっとした衝撃程度であればすぐにもとの形に戻るほどなのだ(実際に押すことはおすすめしないが)。
一方のFRP製のものはウレタン製のものに比べると軽量な仕上がりとなっている一方で、硬さのある仕上がりとなっており、ちょっとした衝撃でも割れたり破損してしまったりすることがあるという特徴がある。
ではなぜ、エアロパーツにはウレタン製とFRP製があるのかという点だが、そもそも両者には生産方法の違いというものが存在しており、ウレタン製のバンパーやエアロパーツは真空成型や射出成型などで作られるのに対し、FRP製はマスターと呼ばれる型枠にFRPの素材(シート)を貼り付けることで作られているのだ。
どちらも型(マスター)が必要という点は共通ながら、ウレタン製のもののほうがコスト的には圧倒的に高く、FRP製はコストが抑えられるほか、形状の自由度という点でもメリットがある。
そのため、大量生産で多くの需要がある純正バンパーや純正オプションのエアロパーツにはウレタン製が多く、製造するのに手間はかかるものの、形状の自由度が高くコストが抑えられる社外エアロパーツにはFRP製のものが多いということになるワケなのだ。
また、万一のときの補修については、ウレタン製は変形しにくい一方で補修はやや大変で、FRP製は割れやすい一方で補修は比較的やりやすいという特性もあり、一長一短があるというのが正直なところ。
そう考えると、材質で選ぶよりは自身の好みに合わせてチョイスするのが間違いないといえるのではないだろうか。
