
この記事をまとめると
■ホンダのSuper-ONEが話題となっている
■Super-ONEは5年前に発表されたコンセプトモデルと共通点が多い
■同時期にHonda eをベースとしたコンセプトモデルも発表されていた
話題のクルマの元祖が5年前にあった!?
いま、自動車業界をざわつかせているヤバいクルマがある。そう、ホンダのSuper-ONEである。N-ONE e:ベースのコンパクトEVで、令和版ブルドッグ(シティターボ IIに見た目が似ているため)なんて呼ばれているが、なぜこれほど騒がれているのか。それは価格設定にある。
事前の調査により新車価格は350万円ほどとされているが、これに国からの補助金が130万円(満額!)出て、東京都に住んでいればプラスで60万円の補助金が出るのだ。つまり、単純計算で160万円で買えてしまうことに! これは破格なんて2文字では片づかない、とんでもない価格破壊だ。そんな背景があって、世間をざわつかせているというわけだ。ちなみに筆者は東京住まいなのとすでに試乗していることから、本気で買おうかと、いまこの原稿を書きつつ考えている真っ只中である。
さて、そんな話題のSuper-ONEであるが、これを見たとき、「お前どこかで見たことあるぞ?」とずっと思っていた(もちろんシティターボ IIではなく)。しかし、そんな気がするだけで、具体的に「これだ!」とはならなかった……が、ここに来て思い出した。このクルマの元祖とも呼べるマシンが、じつは2021年にお披露目されていたのだ。
それが、2021年の東京オートサロンのホンダブースで展示される予定”だった”、ホンダアクセスが手がけた1台の軽自動車だ。皆さん覚えているだろうか? そう、N-ONE RSをベースにしたコンセプトモデル、「K-CLIMB(ケイクライム)」である。”だった”としたのはこの年、東京オートサロンはコロナ禍の真っ只中で中止となったので、表に出ることがほぼなかったのだ。
Super-ONEのベースとなったN-ONE e:のさらにもととなった軽自動車、N-ONEのスポーツモデルであるRSを、ホンダの純正用品を手がけるホンダアクセスが、ヒルクライム競技に参戦することを想定して作ったというこのクルマ。まさにシティターボ IIをそのままオマージュしたテイストになっているのだ。
というのも、フロントグリルのホンダロゴ(Hマーク)は、シティターボ IIと比較すれば反対側であるが、位置はほぼ同じ。グリルの形状まで似せている作り込み具合だ。さらに、ブリスターフェンダーまで前後に取り付けられ、ワイド化されているのもシティターボ IIと同じ構成だ。
ノーマルのN-ONE RSと比較して、前後のフェンダーは片側フロント15mm、リヤ12mmワイドとなっており、初代N-ONE Modulo X用の5J×15インチアルミホイールに変更している。
デザインの話をするのであれば、Super-ONEのほうが全体的にシティターボ IIに近いが、フロントのデザインを考えると、「K-CLIMB」がシティターボ IIをオマージュしているのは明白だ。
