
この記事をまとめると
■田んぼや畑に落ちると作物被害や土壌補修で高額請求になる可能性がある
■1反あたり数十万〜100万円超の事例もあり条件次第でさらに増額する
■対物無制限の任意保険なら補償されるが条件次第で自己負担もあり得る
「田んぼダイブ」で発生するリアルな損害額
春らしくなって、もうすぐ全国的に田植えの時期。そんな時期に限って、ちょっとローカルなエリアに行くと、田んぼにダイブしているクルマを見かけることが!
農家のほうの気もちを考えるとお金で済む話ではないかもしれないが、クルマで田んぼや畑に落っこちた場合、農作物の損害、土壌の入れ替え、農機具の破損などでけっこうな額を請求される可能性がある。
収穫前か収穫後か、タイミングや土壌汚染の有無、あぜ道や水路などの設備の破損があったかにもよるが、田んぼ1反(約1000平米)あたり35万〜120万円程度の請求例は確認できた。ただ、これらの賠償には任意保険の対物賠償責任保険が適用となるケースがほとんどだ。
自動車保険(任意保険)の対物賠償保険は他人の財産を壊した場合に支払われるので、これには、他人のクルマや家屋、店舗、畑、公共物なども含まれているからだ。
したがって、任意保険に「対物無制限」の条件で加入していれば、法律上必要な賠償は保険でカバーできるのでひと安心。示談交渉も保険会社が間に入って行ってくれるので、理不尽な請求に対応する心配もない。
同様に、湖や川などに突っ込んでしまった場合も、水質汚濁に対する原状回復費用や水辺のポンプ、ボートなどの設備破損の修復費用を請求されることがあるが、これも対物保険で支払い可能。
最近増えているコンビニなどの店舗に突入してしまうケースは、店舗の修理費用や店内の商品・設備の賠償に加え、営業停止による休業補償も請求される。
程度にもよるが数百万から数千万円の請求は覚悟しなければならないが、これも自動車保険の対物賠償保険に加入していれば対応してもらえるので大丈夫。
ただし、安心できるのは保険の契約内容が「対物無制限」だった場合。支払い上限を設定していたとなると、その上限以上の賠償は自腹になるので要注意。わずかな保険料をケチって、上限付きの対物保険に加入するのは得策ではないので、対人・対物保険は必ず無制限で加入しておこう。
また、保険を利用するためには、事故後直ちに警察へ通報し、保険会社に連絡することも条件となる。そのほか、無免許運転や酒気帯び運転など契約上の重大な違反があった場合や、意図的に事故を起こした場合には、保険が降りないことも覚えておこう。
※記事内の画像は生成AIによるイメージを使用しています
