
この記事をまとめると
■SF映画を彩った架空の車両がオークションに出品された
■空飛ぶクルマや変形車両などファンにはたまらないラインアップ
■劇中の世界観そのままにコレクター市場で人気だが意外と現実的に手に入る車両もある
映画で活躍したクルマたちも手に入る
SF映画に登場する架空のクルマというのは、いまでこそフルCGとなるのでしょうが、その昔はミニチュアや実物大レプリカなどが作られていました。タイムトラベルや空を飛ぶのは無理だとしても、なかにはエンジンやタイヤを実装して走れるモデルもあったとか。そんな夢のあるSFモデルも、撮影が終わればオークションに出品されることもやぶさかではありません。いまもなおキャッチーで、ぶっ飛んだ売り物をご紹介しましょう。
ポリス・クルーザー(バック・トゥ・ザ・フューチャー2)
未来のポリスカーとして「BTTF2」に登場したものの、じつは2015年という時代設定には苦笑いが浮かぶかと。なにしろ、劇中では空飛ぶパトカーとして描かれているのですが、現実世界ではタイムトラベルはもちろん、空飛ぶクルマも覚束ないわけですから。ともあれ、ハリウッドで映画用カスタムカーの製作で有名なジーン・ウィンフィールド・スタジオによる製作で、ベース車両はポンティアック・フィエロが選ばれています。
デザイナーのティム・フラッタリーが表現したフューチャー感や、空飛ぶニュアンスが見事に再現されており、いまにも飛んでいきそうなスタイリング。コクピットキャノピーやボディと一体化したライトバー(パトランプ)など、「欲しかった未来」が満載。
落札価格は6万7000ユーロ(約1200万円)と、実走可能な未来カーとしてはリーズナブルなお値段です。
6000 SUX(ロボコップ)
このクルマを即座にいい当てられた方は相当な「ロボコップ」のマニアに違いありません。映画の舞台となる近未来(2043年という設定)の「売れない、ひどいクルマ」として描かれた架空のクルマ。皮肉を込めて「6000 SUX(6000 Suck=最低、最悪)」と名付けられたものの、アメ車ファンならひと目でオールズモビル・カトラス・スプリーム(1977)がベースだと見破ってしまうので、カトラスのユーザーは複雑な心境だったかと。
こちらもジーン・ウィンフィールド製で、いうまでもなく実車同様の走行性能をもつほか、退廃した未来という設定に沿った「過剰なほどの豪華さ」がFRPで再現されています。ロボコップ=マーフィーが乗るパトカー(フォード・トーラス)とは異なり、劇中で一般市民や広告で使用される「最悪の新型車」という脇役的な存在ながら、イベントや博物館での展示ではかなりの人気を博しているのだとか。
それが反映されたのか、落札価格は2万1280ユーロ(約390万円)と中古のアメ車としては大健闘といったところ。
