
この記事をまとめると
■ディーラーへクルマを見るためだけの冷やかしで行く客は少なくない
■営業スタッフからは冷やかし客はバレている傾向にあるという
■SNSに出てくる女性スタッフ目当てで行く迷惑客も少なくない
買う気がないの、バレてます
気になるニューモデルが発売されて興味はあるけれど、絶対に買う! ……というほどのテンションでもない。でも試乗はしてみたい。「とりあえずディーラーに行って試乗してみるか」。そんな経験はありませんか? 筆者はあります。
いかにもこのクルマが欲しいという風を装い、いざディーラーへ。冷やかし客だとはバレてない……はず。しかし、相手もプロです。見込み客となりうるか、単なる冷やかし客なのか、鋭く判別しているのです。
■冷やかし客はほぼ確実にバレてると気づくべし!
結論から申し上げましょう。
筆者が付き合いのあるディーラーのセールスの方たちにヒアリングしたところ、どれほど取り繕っても「冷やかし客であるかはだいたいわかる」そうです。多少なりとも購入を検討しているユーザーは「展示車はありますか?」と聞いてくる場合が多く、ほかの目的があるユーザーは、いきなり「試乗したい」などと、ストレートに希望していることを伝えてくる傾向にあるといいます。
では、「冷やかし客あるある」なパターンをいくつか挙げてみましょう。
■試乗目的
ニューモデルが発売されるやいなや、真っ先に試乗してその印象をSNSなどにアップするユーザーも少なからず存在します。いわゆる「試乗マニア」です。試乗するということは、ディーラーのスタッフ(主にセールス)が同乗するのが一般的です。延々と冷やかし客の試乗インプレッションに付き合わされることになります。その間に貴重な見込み客を他のセールスに奪われてしまうこともあるのです。
■来場記念品目的
ニューモデルや決算期など、ディーラーはさまざまな販促キャンペーンを行っています。しかし、ただ単にDMを送っても、ユーザーはわざわざディーラーまで足を運んでくれません。そこで、魅力的な「来場記念品」を用意して来店を促します。そうなると「来場記念品目的」で来場する冷やかし客がいても不思議ではありません。とはいえ、来場してくれただけでありがたいという側面も(効果測定をしていることも多いため)。ユーザーと接触する機会と考えればやむを得ないともいえます。
■カタログ入手目的
最近は紙のカタログを廃止してWebカタログに移行しているとはいえ、根強い需要があることも事実。クルマの購入を検討しているユーザーからすれば「検討材料」にすぎないカタログも、コレクターにとっては是が非でも手に入れたいアイテムです。来店するなり「カタログください!」な行動は、まさに冷やかし客の典型的なパターンといえます。ユーザーに無償配布しているカタログも、じつはタダじゃないんですよ……。
■推しスタッフ目的
まさに「イマドキ」な現象ではありますが、SNSにアップされていた女性スタッフ目当てで来店する客もいます。その店舗に在籍している「推しのスタッフ」に会うことがそもそもの来店理由なので、1台でもクルマを売りたい店舗側からすれば「冷やかし客」認定です。この行動がエスカレートするとれっきとした営業妨害です。下手をすると出入り禁止になるのでほどほどに……。
■まとめ:はじめから「冷やかしなので」と申告するのもあり
「買う気モードではないけれど実車は見てみたい」というケースも少なからずあります。これも「冷やかし」に該当するといっていいでしょう。
ショールームに入ってディーラーのスタッフが近づいてきた時点で「冷やかしなのでお気になさらず」と伝えるのもひとつの手です。その時点で放置プレイになればあとは自由行動ですし、セールストークをはじめてきたら(セールス氏も冷やかしとわかっているので)、雑談すればよい話。
くれぐれもほとんどのセールスマンには「月ごとの販売ノルマ」が課せられていることをお忘れなく。
