この記事をまとめると
■エンジンオイルだけでなく各種フルードや液体類も熱や経年で確実に劣化する
■ATFやCVTフルードは交換時期と作業品質が重要
■クーラントなども定期交換が車両寿命を左右するため重要だ
メンテフリー時代でも油脂管理は重要
環境問題の意識が高まり、新車のオイル交換サイクルが伸びてきている。国産のガソリン車・ハイブリッド車なら、1年または1万5000km走行ごとが目安で、シビアコンディションの場合でも、半年または7500kmごとが推奨されている。
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では、それ以外の油脂類はどうか。エンジンオイルに限らず、オイルは熱で劣化する。使用期間が長くなると熱の影響でオイル内の添加剤などが分解して粘度が保てなくなるので、どんなオイルでも定期的な交換が理想的。メンテナンスノートなどに記載されているメーカー指定の交換時期を守るのが基本だが、およその目安は下記のとおりだ。
ATF(オートマフルード)
2〜3年もしくは2〜3万kmごと。ただしATは非常に精密にできているので、異物が混入すると致命的なダメージにつながる。ヘタな作業をするくらいなら、ノータッチのほうが安全なくらいだ。
交換するなら信頼できる工場で規定量をきちっと守って交換すること。また、7万km以上無交換だったとすると、オイル交換をすることでスラッジが剥離してラインを詰まらせることもあるので、ATFに関しては定期的に交換するか無交換かの二択になると考えたほうがいい。
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CVTフルード
CVTはプーリーの幅を油圧でコントロールする仕組み。そうしたCVTのフルードは4万kmを目安に交換したい。
ミッションオイル
MT車のミッションオイルは3〜5万kmごとが目安だが、使いかたやシフトワークによってもかなり寿命が変わってくる。スポーツ走行が多い人なら1万kmごと。シフトフィールが渋くなってきたな、と思ったら交換してみるといいだろう。
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DCTフルード
DCTのフルードは通常3〜4万kmで交換。交換時にはオイルフィルター、ストレーナーも一緒に交換する必要がある。サーキット走行などで油温が120℃を超えたら5000kmで交換。ソレノイドバルブの清掃などもセットで行う必要がある場合は交換費用が高くつく。