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雨が降って「全然見えない」は恐怖! 洗車マイスターが教える梅雨前に行いたい愛車のガラス&ミラーメンテ (1/2ページ)

雨が降って「全然見えない」は恐怖! 洗車マイスターが教える梅雨前に行いたい愛車のガラス&ミラーメンテ

この記事をまとめると

■梅雨前にはクリアな視界のためにもウインドウの手入れをしておきたい

■フロントガラスと同じくらい重要なのがサイドガラスとドアミラーだ

■油膜・ウロコの除去・撥水だけでなく場所によっては親水コートも有効だ

フロント&サイドガラスの梅雨対策は徹底しとけ!

 いよいよ1年中でもっとも運転が憂鬱かも知れない梅雨どきだ。最近は局地的なゲリラ豪雨に見舞われることもあり、とにかくワイパーをフル作動させても前方視界、後方視界が遮られる場面も少なくない。

 そこで、梅雨入り前にぜひやっておきたいのが愛車のウインドウのクリアな視界の確保だ。もちろん、ワイパーの点検もお忘れなく。ワイパーゴムの寿命は1年ぐらいとされ、できれば毎年、梅雨入り前の交換を心がけておくと安心だ。また、ワイパーを作動させるとギーギー音がする、拭き残しがある……といった症状が出ているなら、ワイパーゴムの寿命にかかわらず、即交換しておきたい(リヤワイパーのあるクルマはリヤワイパーのチェックもお忘れなく)。

 雨の日の安全な運転視界のためにまず行いたいのはフロントウインドウの梅雨対策、つまりクリアな視界の確保だ。「クルマ専用のガラスクリーナーでたまに拭いているだけでも十分でしょ」なんて思ったら大間違い。ウインドウガラスには雨の日の走行で路面から跳ね上がった油分、排気ガスなどの汚れがべったり付着しているはず。

 ワックスがけをしているクルマならルーフから雨とともに、ガラスクリーナーでは落とせないシリコン成分、油分が流れ落ち、シリコン成分はガラスと結合し、シリコン被膜というガンコな被膜が付着。ワイパーを作動させたとき、白いスジが残るのは、その油分、シリコン成分をワイパーゴムが引きずっている証拠だ(劣化してムラになったガラスコート剤も)。それではスッキリとした視界は得られず、運転に集中しにくく、運転視界不良となり危険でもあるのだ。

 そこで行いたいのが、ウインドウの油膜、シリコン被膜の徹底除去。使うのは専用の油膜、シリコン被膜落とし剤だ。以前、洗車用品を含むカーケミカルメーカーで30年ほど開発アドバイザーを務め、洗車に関する著書多数、ビデオ、TV、ラジオ番組出演の経験もある筆者が長年使っているのは、プロ御用達でもあるキイロビン。2025年に発売から50周年を迎えた定評あるアイテムだ。

 洗車のタイミングでウインドウ面を洗い流し、そのまま液剤を付属のスポンジに取り、ワックスがけのように塗り込んでいく。塗っているときに液剤が弾かれるなら、そこは油膜、シリコン被膜が強力に付着している証拠だから、繰り返し塗り込んでいこう。そして、ホースの水などでしっかりと洗い流せばOK。念を入れるなら、作業後、霧吹きなどで水をかけてみて、まだ水を弾く部分があれば再施工しよう。

 最後にきれいなマイクロファイバークロスで水気を拭き上げれば処理完了だ。ウインドウガラスの透明感が蘇り、雨の日のワイパー作動時にはしっかり拭き取ってくれるはずである。

 もちろん処理後に雨のなかを走れば、再びウインドウに路面から跳ね上げられた油膜が付着するが、油膜だけならクルマ専用のガラスクリーナーで落とすことが可能だから安心してほしい。拭きスジの残らないクルマ専用のガラスクリーナーが作業効率がよくお薦めだ。

 ただ、自宅に洗車環境がない、近くにコイン洗車場などがない、とりあえずウインドウの油膜、シリコン被膜の除去だけをしたい……というのなら、電源不要でどこでも使えて1500円以下でも手に入る加圧ポンプ式の噴霧器を用意すればいい(主に園芸用)。自宅で水を汲み、ポンプで加圧すれば、一定時間、水を噴霧してくれるアイテムで、筆者はわざわざホースの水を使うまでもないちょっとした汚れの洗浄、虫の死骸除去などに重宝している。

 と、ここまでは軽度な油膜、シリコン破膜の除去についてだ。もし、ガラス面全体にウロコのようなシミが付いていたら話は別。それはウォータースポットというガラスと結合したしつこいシミで、ガラスクリーナーなどでは落ちないから困りもの(中古車にもよくある)。そこで、ガラスのウォータースポットには、カーメイトのガラス用ウォータースポットクリーナーC38などのウォータースポット専用除去剤を使う。経験上、1回の作業ではガンコなウォータースポットは落としきれない。何度か作業していくうちに、まるでガラスがないように見えるほどの透明感ある視界が得られるようになるから試してほしい。

 油膜、シリコン被膜、ウォータースポットの除去は、リヤワイパー付きのリヤウインドウ、サイドウインドウにも施しておこう。

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