
この記事をまとめると
■かつてプライバシーガラスは上級車向けの設定だった
■最近ではプライバシーガラスを標準装備したクルマが多い
■UVカット機能を向上させるためや防犯的な意味でさらにフィルムを施工する人も多い
スモークガラスの上にフィルムってアリ?
近年販売される車両の多くに標準で装備されているプライバシーガラス。これはフロント3面以外の、主に後席から荷室にかけてのガラスウインドウを黒系のスモークがかったものにすることで、名前のとおり後席に座る人や荷室を見えにくくし、プライバシーを守るというものだ。
このプライバシーガラス、ひと昔前までは主に上級車種の一部にのみ用意されるものとなっていたため、多くのユーザーはあとからガラスフィルムを貼り付けてプライバシーガラス風に仕上げることも珍しくなかった。
また昔の車両に使用されていたガラスウインドウには、紫外線(UV)や赤外線・熱線(IR)をカットする機能がないものも珍しくなく、車内温度の上昇を抑えるためだったり、エアコンの利きを効果的にするためにさらにフィルムを貼るということも一般的だったのである。
一方、現代のクルマは着色がなされていないフロントまわりのウインドウですら、UV・IRカット機能を備えていることが当たり前となってきており、もはやあとからフィルムを貼る必要など皆無のように思う人もいるだろう。
しかし、純正で設定されているプライバシーガラスは比較的薄めのカラーとなっていることがほとんどで、パッと見こそ車内の様子はわかりにくいものの、じっくり見られてしまうと車内に何があるのかなどの判別が可能なレベルとなってしまっている。
そうなると、たとえばゴルフクラブや高価な工具類などを車載している人にとっては盗難のリスクが高まってしまうことにも繋がるため、純正プライバシーガラスにさらにフィルムを施工することでより車内の状態を見えにくくするということも珍しくない。
また、純正ガラスにUV・IRカット機能が備わっているといっても、ほとんどの車種は100%ではないため、さらにそういった機能性を併せもつフィルムを追加で貼ることで、より車内の快適度を高めるという効果もある。実際、トヨタの一部車種などにはディーラーオプションとしてIRカットフィルムが用意されているので、その効果はバカにできないものといえるだろう。
このように純正プライバシーガラス車にもフィルムを貼ることは決して無駄なことではないが、あまりに濃すぎるフィルムを貼ると、夜間の運転に支障が出る可能性や、透過率の問題で車検NGとなる場合も考えられるので、スペックを確認した上で、何事もほどほどにしておきたいところだ。
