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往年のいすゞファン出番です! ピックアップ「いすゞD-MAX」が並行とはいえまさかの日本販売開始!!

往年のいすゞファン出番です! ピックアップ「いすゞD-MAX」が並行とはいえまさかの日本販売開始!!

この記事をまとめると

■世界的人気のD-MAXが並行輸入で日本上陸

■高い悪路性能と積載性を備えた本格ピックアップトラック

■1000万円という価格だが選択肢が増えたことは朗報だ

日本のピックアップ市場に新たな選択肢

 日本国内の知名度こそ高くないが、いすゞD-MAXは世界有数のピックアップトラックだ。タイ、オーストラリア、英国、欧州各国で高い人気を誇り、悪路走破性・耐久性・積載能力のバランスにおいて「クラス最高水準」と評されることも珍しくない。しかし日本でこのクルマを手に入れようとすると、壁にぶつかる。いすゞが日本の乗用車販売市場から事実上撤退しており、D-MAXを正規ルートで購入する方法がないのだ。

 その空白に目を付けたのが、東京都府中市のIT企業、アドバンスデザインテクノロジーだ。LSI・FPGAの設計開発やソフトウェア開発を本業とする同社が、自動車輸入事業を新たに立ち上げ、その第1弾として選んだのがいすゞD-MAX VCROSS 3リッターディーゼルターボのタイ生産モデルだ。

 今回日本にもち込まれるのはD-MAXのフラッグシップトリム「VCROSS」。エンジンは3リッター直列4気筒ターボディーゼル「4JJ3-TCX」で、最高出力190馬力、最大トルク450Nmを発生する。このパワーユニットに6速ATを組み合わせ、もちろん4WD仕様となる。

 ボディサイズは全長5280mm×全幅1870mm×全高1810mmと、国内でライバルとなるトヨタ・ハイラックスや三菱トライトンとほぼ同等のサイズで、ラダーフレーム構造を採用。車両重量2080kgに対して最大積載量700kgを確保する。最低地上高240mm、渡河能力800mmというスペックも万全だ。

 装備面では、ADASを中心とした先進安全システムをはじめ、ブラックアウト処理されたグリルとLEDライティング、室内には大型インフォテインメントディスプレイとプレミアムシート、スマートコネクト機能を搭載する。タイ仕様のためステアリング位置が右なのもうれしい。タフな外観と充実した快適装備。まさに世界市場のトレンドを体現したピックアップトラックといえるだろう。

 販売は2026年7月1日より開始され、気になる価格は予備車検料含む1000万円(税込)。納期は約3カ月で、並行輸入という性質上、正規ディーラーが提供するようなアフターサービスの面では注意が必要な部分もあるだろう。ハイラックスの国内価格が約500万円スタート、トライトンが約550万円ということを考えると、サイズやスペック、装備で勝るわけでもなく、設計年次も古いD-MAXが掲げる1000万円というプライスタグは、価格競争力という観点から見るとかなり厳しい。

 とはいえ、D-MAXの導入が喜ばしいニュースであることに変わりはない。日本でのピックアップトラック市場は長らく冬状況が続いてきた。その空白を少しずつ埋めようとする動きは確実に広がっており、今回のD-MAX輸入もその流れの一環といえるだろう。いすゞ自身が正式再参入を果たす日はまだ先かもしれないが、その道筋を手探りで切り開こうとする民間の熱意は、ピックアップトラックを愛するファンにとって朗報に違いない。

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