
この記事をまとめると
■トヨタの人気ミニバン「ノア」と「ヴォクシー」がマイナーチェンジを実施
■一部のグレードが台湾の協力工場で生産されて輸入されることになった
■人手不足などの観点からこうした事例は増え続けると予想されている
人気ミニバンの一部が台湾製に!
2026年4月10日(金)に一部改良が発表され、2026年5月6日(水)に正式発売となったのが、ミドルサイズミニバンとなるトヨタ・ノア&ヴォクシーである。今回の改良モデルについては2026年10月(多少前倒しになるとの話もあるようだが……)より、台湾にあるトヨタとの合弁企業である国瑞汽車で製造された車両も日本に輸入され販売されることが、水面下で話題となっている。
日本生産モデルと併売されることになるのだが、実際受注したノアもしくはヴォクシーについては、配車されるクルマが日本製なのか台湾製なのか判別ができない……つまりある意味で”ガチャ状態”になると販売現場からもその影響を不安視する声が聞かれる。
「『このグレードなら日本製』というようなこともなく、実際納車予定の新車が届いても我々(販売現場)では日本製なのか台湾製なのか判別は不可能と聞いています。ただ、わからないからといっても、発注をいただくときにはお客様にはガチャ状態になることはお断りしなければならないでしょうね」と、現場のセールスマンのなかには心中穏やかではない人もいるようである。
台湾は自動車市場の規模はそれほど大きくはないものの、現地での自動車生産は盛んなものとなっている。国瑞汽車のほか、日産のクルマを製造する裕隆日産汽車、ホンダのクルマを生産する台湾本田汽車股份公司、フォードのクルマを生産する福特六和汽車などがある。また地元裕隆企業集団下には、裕隆汽車、中華汽車という台湾ブランドメーカーも存在しており、製造品質については問題ないともいえる。しかし、日本の消費者の間では「国産車」という表現で日本のクルマをたとえる人も多いので、販売現場では何も伝えずに販売するということはまずできないだろう。
