
この記事をまとめると
■ホンダはかつて「Honda Green Machine」と名乗るクルマがあった
■自然吸気エンジンとバッテリーの組み合わせで環境性能を追求したクルマが設定された
■現在のホンダではラインアップにおける3分の2が「グリーンマシーン」となっている
「Honda Green Machine」ってなんだ?
2000年代後半、ホンダは優れた燃費性能を掲げるモデルを「Honda Green Machine(ホンダ グリーン マシーン)」と名付けて展開していました。近年はハイブリッドやEVが増えているものの、ほとんど耳にする機会が無くなってしまった言葉ですが、いったいグリーンマシンとはどんなモデルたちだったのでしょうか。
ホンダが初めて「Honda Green Machine(ホンダ グリーン マシーン)」という言葉を展開したのは、2008年10月に開催されたパリモーターショーでのこと。環境に配慮した製品の広告訴求メッセージであり、モビリティの楽しさを損なうことなく、地球環境とクルマ社会の共存を、技術や商品を通じて実現させていきたいという想いが込められていました。
ホンダのエンジンといえば、高出力高回転を追求するVTEC機構の印象が強いですが、1972年にアメリカのマスキー法を世界で初めてクリアしたCVCCをはじめ、排出ガスのクリーン化や低燃費性能も積極的に追求してきました。
その延長線上として、動力源を自然吸気エンジンだけにこだわることなく、環境性能に優れたモデルが「ホンダグリーンマシーン」です。グリーンマシーンシリーズを列記すると、1号は2代目インサイト、2号は2代目シビック ハイブリッド、3号がCR-Z、そして4号はフィット ハイブリッドでした。
まずグリーンマシーンの第1弾として2009年に登場したのが、2代目インサイトです。1999年に登場した初代モデルがファストバッククーペだったのに対し、5ドアハッチバックへとボディ形状も大幅変更された2代目インサイトは、1.3リッター4気筒のガソリンエンジンと、IMAと呼ばれるハイブリッドシステムを5ナンバーサイズの車体に搭載。優れた燃費性能や取りまわしのよさ、さらに戦略的な価格設定もあわせて大ヒットモデルとなりました。
2011年10月におこなわれたマイナーチェンジでは、1.5リッター4気筒エンジンとIMAを搭載する「インサイト・エクスクルーシブ」を新設定。CR-Zと同じパワートレインを搭載することで動力性能面で余裕をもたせ、より幅広いニーズに応えるラインアップとしました。
インサイトに続いて登場した「グリーンマシーン」第2弾が、シビック ハイブリッド。初代&2代目とも、ハイブリッド専用車種として開発されたインサイトに対し、シビックのシャシーにIMAハイブリッドシステムを搭載したのがシビック ハイブリッドです。
といっても発売は2005年と、じつはグリーンマシーン1号である2代目インサイトよりもシビック ハイブリッドのほうが古く、2代目インサイトの登場に合わせて「グリーンマシーン2号」を名乗るようになりました。
シビック ハイブリッドとしては2世代目にあたり、FD型シビックの車体に1.3リッター4気筒とIMAハイブリッドシステムを搭載。発売当初はMXとMXBの2グレード構成でしたが、2006年9月に上級グレードのMXSTが追加されています。
