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DTMを制したAMGが記念に作った速すぎるCLK! 180台限定のブラックシリーズよりも過激な「CLK DTM AMG」【21世紀スーパーカーFILE #033】 (1/2ページ)

DTMを制したAMGが記念に作った速すぎるCLK! 180台限定のブラックシリーズよりも過激な「CLK DTM AMG」【21世紀スーパーカーFILE #033】

この記事をまとめると

■DTMを制したメルセデスAMGが記念モデルの「CLK DTM AMG」を180台限定で製作

■レースカーを思わせるワイドボディに582馬力のV8スーパーチャージャーを搭載

■新車価格約3770万円だった希少車は現在では倍近い価格で取引されるようになっている

2003年DTMチャンピオン獲得を記念して製作された限定車

 2004年、メルセデス・ベンツから驚愕の限定車が登場した。それはその前年、2003年のDTM(ドイツツーリングカー選手権)を、メルセデス・ベンツが全10戦中9勝という圧倒的な強さで制覇したことを記念して発売されたもの。ベースとなったのは当時の「C209型CLK」で、それには堂々と「CLK DTM AMG」の車名が掲げられた。

 ちなみにその生産は2004年から2005年にかけて100台の限定で行われ、さらに2006年には「A209型 CLKカブリオレ」をベースとした、「CLK DTM AMG カブリオレ」も80台がデリバリーされている。

 このトータルで180台のCLK DTM AMGの生産は、AMGの創業者のひとりであるハンス・ヴェルナー・アウフレヒトが1998年に新たに設立したHWAで行われ、その仕向地はすべてヨーロッパ圏内だった。そもそもHWAは、2000年以降のDTMにメルセデス・ベンツ車を参戦させる役割を果たしていた会社であったから、CLK DTM AMGが彼らのもとで生産されるのもまったく自然な成り行きだったのだ。

 CLK DTM AMGを見た者の誰もが、まず強い刺激を受けるのはその戦闘的で独特なボディのアピアランスだろう。DTMマシンと同様にワイドに張り出した前後のフェンダーはもちろんのこと、ノーマルなCLKと比較すれば獰猛と表現するほかはないフロントセクションの造形。テールエンドにはコンパクトなカーボン製のウイングが備わり、これもまたCLKのボディラインと巧みなマッチングを見せる。マルチピースのホイールはフロントが19インチ径、リヤは20インチ径の設定。これもまたフットワークの力強さを表現する重要なアイテムだ。

 インテリアもじつにスポーティな仕上がりだ。リヤシートは軽量化のために取り払われ、そこはカーボン製のパネルでカバーされる。さらにバックスキン仕上げのレーシングバケットシートの後方では、ボディ剛性を高めるとともに6点式のフルハーネスシートベルトのアンカーとしての機能をももつ、やはりカーボン製のバーが室内を左右に貫く。

 楕円形のステアリングホイールもバックスキン。キャビンの製作クオリティは高級車並みのレベルだ。けしてレーシングカーのそれではない。

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